一番好きなかき揚げの具材は?

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東京に住んでいた時、春先に食べた、しらすと桜エビのかき揚げが美味しかったなあ。
衣が本当に薄いのだけど、バラバラにならない。
カラッと揚がっていてくどくない。
どこで食べたんだろう。
お蕎麦屋さんだったか、居酒屋だったか。
美味しかったなあ。
 
 
 
本日の読書:森のなかの海 上 宮本輝

 

 

カバー裏より
『阪神淡路地区を大地震が襲った日、36歳の仙田希美子の平穏な人生も崩壊を始めた。夫は地震の直後に愛人のもとへ行き、姑もその存在を認めていたのだった。離婚を決意した希美子は、両親や妹たちに支えられ再出発をはかる。やがて、学生時代に知り合った老婦人、毛利カナ江から奥飛騨の広大な森と山荘を相続し、息子二人と移り住むことに。現代に希望の光を与える大作。』

まだ上巻ですが、面白くって一気に読み終わってしまいました。

出だしこそ阪神淡路大震災の被害状況のあまりのむごさに、ちょっと読む手がとまりかけたのですが、夫と姑の不実から離婚へ、ひょんなことから奥飛騨の山荘に住むことになり…と、どんどん先が気になってしまいます。

冷静に考えると、ちょっとした知り合い程度の老婦人からいきなり広大な土地と山荘を譲り受けるなんてことはないでしょうし、その後の展開も主人公がというよりも、主人公の父が資産家で博学で懐の大きな人であることが大きなポイントとなっており、そこまで恵まれた人というのもあまりいないとは思います。

でも、震災の後、まだ家に閉じ込められている人が近所にたくさんいるなかで、それを見捨てて自分達だけが知り合いを訪ねて西宮から大阪に向かったことをずっと気にしていた希美子が、裏のアパートに住んでいた三姉妹が奇跡的に生き残ったが引き取る人がいないと聞いて、自分の家に迎え入れようとする気持ちはわかる。
その後まだまだ同居人が増えていくのにはびっくりしたけれど。

これは希美子の再生の話なのか、それとも遺産をくれた毛利カナ江のミステリアスな人生の謎を追う話なのか、はたまた身寄りのない少女たちの成長物語なのか。
テーマが多すぎて先が読めないけれど、とにかく続きが気になってぐいぐい読める。
満足、満足。