おだしを使った好きな料理は?

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たいていの料理には和風洋風中華風を問わずおだしが使われていると思うのですが…。
 
で、お題とは逆になりますが、あんまりおだしが前面に出てくるような味付けが好きではありません。
ほんのり感じられて、しっかり味を調えてくれるのが、おだしだと思っているので。
 
最近のラーメン屋さんは、煮干し!とかエビ!とか、出汁が前に出すぎだと腹立たしく思っています。
なので、流行りのラーメン屋さんには行けません。
ラーメンに関しては保守なのです。
 
あ、でもこの前食べたカレーラーメンは美味しかったなあ。
 
 
 
本日の読書:桜風堂ものがたり 村山早紀

 

 

Amazonより
『万引き事件がきっかけで、長年勤めた書店を辞めることになった青年。しかしある町で訪れた書店で、彼に思いがけない出会いが…。田舎町の書店の心温まる奇跡。』

本屋大賞ノミネート作品をコツコツ読んでいます。
読みながら本屋大賞を意識したことはほとんどありませんでしたが、この本に関して言えば、本屋さんが推すはずだよなあ、と強く思いました。
以下、過去最大級の辛口ダメ出しですので、この小説及び作者をお好きな方は、先を読まないでください。
読んで不快になった場合は、ごめんなさい、です。
あくまで個人の感想なので、ご容赦ください。

本が好きなので、当然のように本屋さんも好きです。
でも、それはあくまでも読者として、です。
書店員が重労働だということは知っていますし、ほとんどの人が高給取りではないだろうこともわかっています。
今、町の本屋さんは、本当に大変な状況にあることも。

でもそれを、小説の中で強く語られてもなあ、とも思います。
元々私は一方的に主張をまくしたてるのが好きではありません。ちょっと怖いのです。
だから選挙演説もテレビの討論番組も見ることができません。
そして、小説の形を借りて、あからさまに主義主張を掲げているのも苦手です。
要するに圧の強いのがダメなのです。

この作品は、あからさまに書店員の苦労を知らしめて、ぐいぐい押しつけてくる感じがどうにも受け入れられませんでした。
拒否反応が先だと思うのですが、嫌だとなると気になる部分が次々出てきます。

1.のっけから情報を詰めこみすぎ
  舞台になる本屋の説明と書店員たちの説明がいっぺんにされてしまいますが、その人が語り手になる時にでも、ゆっくり紹介していけばいいと思いました。

2.不要な設定が多すぎ
  一度見たものは忘れない能力とか、元アイドルの母とか、カリスマ店員とか、キャラクター小説なのでしょうか?その割に登場人物に厚みはなく、書き込みが多い分描かれていない部分が空白で、書き割りのように見えました。
  猫やオウムは必要でしたでしょうか。話が行ったり来たりになって、却って煩雑だったように思います。

3.読点や指示代名詞の使い方に癖がありすぎ
  何について書いているのか、誰のことを書いているのか、わかりにくいところがいくつかありました。

4.数字にリアリティがない
  世帯数150ほどの町って、自治体として成立するの?集落ならまだしも、町長のいる自治体でこの人数?そんな過疎の町で、何冊本を売ったら生活できるだけの利益が得られるの?
  また、知名度のない作家のデビュー作(文庫)を売るのに、書店まるごとどころか、デパートまるごとで販売促進する?やる気と祈りがあれば本は売れる?じゃあ倒産した本屋にはそれが足りなかったとでも?

5.本屋の思いばかりで客の顔が見えない
  書店員の「こうしたい」思いと、客側の「こうしてほしい」が合致しないと本屋にお客は来ないと思います。独りよがりになっていませんか?

”一方で、渚砂や塚本のような本を読んできた人間、手練れの書店員には、行間の、それとは語られないメッセージが、胸に染みた。”

行間のメッセージが読み取れないくらい、ぎっちぎちに書き込まれているように感じましたが、手練れの書店員さんはこれでOKなのでしょうか。
まるでヘタなノベライズのように、書くべきものと省略する部分がアンバランスなように思えました。

そしてあとがきを読んで、これは内輪受けの小説なのかもと思ってしまいました。
作者の気持はわかりますが、とにかくそれが前面に出すぎです。
すっごく好きなテーマだからこそ残念で、つい辛口になってしまったこと、申し訳ありません。