出勤する前のお楽しみは、ベッドサイドのテーブルに置いたプライベートビエラでHey!Say!JUMPのライブ映像を観ること。
と言っても、5分10分ほどしか時間はないのですが、少しでもHey!Say!JUMPを注入することで、仕事の能率も大きく違いますからね。←本当か?
ところが9月の下旬、私、ほとんど出勤しなかったのです。
9月21日の後、テレワークと祝日と夏季休暇で30日までプライベートビエラの出動はなし。
で、30日の木曜日ですよ。
出勤前にプライベートビエラのスイッチを久しぶりに入れましたら、「チューナーが正しく設定されていません」と画面に出ます。
実は、去年の4月に札幌に戻ってから、プライベートビエラでテレビを見ることができません。
チューナーが上手く設定できないのです。
でも、テレビは見られなくてもブルーレイは観れる。
問題なし。
そうやって1年半もやってきたじゃないの?
なんで今更わかり切った事を言うんだよおぅ。
そしてブルーレイの再生ができないまま、出勤。
次の日、気持ちを切り替えてスイッチを入れる。
「チューナーが正しく設定されていません」
でしょうね。
なので、日曜日、設定を確認しようとスイッチを入れたら、なんと普通にブルーレイが観られるじゃありませんか。
一体何が気に入らなくて今まで意地悪をしていたのか。
しかし月曜日はまたテレワークです。
ここでへそを曲げることも考えられます。
火曜日、恐る恐るスイッチを入れると、普通にブルーレイが観られます。ひゃっほい!
しかし、油断させておいてさらに不幸のどん底に突き落とす作戦かもしれません。
水曜日、恐る恐るスイッチを入れましたが、普通にブルーレイが観られます。
いやあ、よかった。
ただ単にしばらく放置していたからへそを曲げていただけなんですね。
もちろん今日もちゃんと観ることができましたよ。
反抗期が短くて良かったわ。
本日の読書:キッドナップ 藤田宜永
Amazonより
『赤ん坊の時に誘拐された過去を持つ17歳の島本真人は、両親との折り合いが悪い。家出した真人は、誘拐犯・黒江愛子に会うことにした。そして事件が始まった…。』
初めて読む作家の作品でしたが、愛憎どろどろの作品を描く方だと思っていたので、ちょっとイメージが変わりました。
高校生の島本真人は両親との折り合いが悪く、家出をしたついでに、赤ん坊のころ彼を誘拐した女を探しだして会うことにした。
家を突きとめると、その女・黒江愛子は海水浴場に面したところで食堂を経営していた。
そこに夏休みだけのバイトとして住み込むことに成功した真人。
本名や経歴を隠し通すことになる。
これ、2001年に雑誌に連載されていたのだけれど、真人がどうにも現代っぽくない。
そりゃあ20年前の作品だから、現代っぽくないのはわかるけど、平成の高校生がタバコを吸い酒を飲み(誰も止めない)、ソウルミュージックを聞き、ダンスを踊る。(チークは知らなかったらしいが)
なんかそのセンスが、どうしても平成と思えないのね。
携帯は持ってるけど、出会い系からのメールばかり。
充電している気配はないけど、携帯は手放さない。
辛うじて現代っぽいのはそのくらいで、読んでいるとどうにも村上龍の初期作品に思えてくる。
そこまで尖がってはいないけれど、シニカルで理屈っぽいモノローグを語る。
どうしても真人が1960年代の高校生にしか見えない。
若者ぶったメールの文章のわざとらしさが、却って時代錯誤を感じさせて悲しい。
で、帯の文章で煽るほどの大した事件ではなかったよ。
全体的に肩透かしでした。