昨日新そばを買いました。
「明日の朝、頼むね」と言われたのに、寝坊した…。
5時半に目が覚めたはずなのに、次の瞬間7時過ぎてた…。タイムワープ?
 
そばつゆをつけなくてもつるつると美味しいそばでした。
蕎麦湯も濃厚でうまうま。
私って天才では?←絶対違う

 
もっと紅葉の進んだナナカマドも結構ありますが、近所で見つけて小さな秋。
 
 
 
本日の読書:ひな菊の人生 吉本ばなな 絵・奈良美智
 
カバー裏より
『生まれついて父はいない。そして幼くして、母までも事故で亡くしたひな菊を支えたのは、親友のダリアだ。ダリアがブラジルに旅立ち十数年、二十五歳のひな菊は、ダリアとの「林の中」の鮮やかな想い出を胸に今を生きる――。哀しくも温かな人生をひな菊は語る。奈良美智とのコラボレーションで生まれた夢よりもせつない名作、ついに文庫化。』
 
長男を妊娠していた時、直属の係長が貸してくださった『TSUGUMI』を読んで、こんなに私の生きづらさをわかってくれる作家がいるんだ、それもこんなに若い作家が、と感動しました。
でもその後彼女の書くエッセイをいくつか読んで、ものすごくオープンなようで実はすごく人の好き嫌いの烈しい人だなと言うのがわかり、好きなもの好きな人に囲まれた生活は、彼女の成長を妨げたのでは?なんて思うほど、彼女の作品が色あせてしまいました。
 
好きな作品もあるんですよ。
『デッドエンドの思い出』とか。
 
でもこれは、いまいち。
親と死別した子ども、恋愛とは違う異性のやさしさ、スピリチュアル的な気付き。
彼女の得意のパターンだな。
 
こんなに周囲の人に大切にされて、自立していると言いながらの居候生活で、何が人生?って思う。
おじさんやおばさんと距離を取りながらも、手の届くところに居続ける。
彼女の人生は、まだまだこれからではないのだろうか。