今日も残業。

疲れた体で駅に向かうと、私の乗る路線がとまっています。

もう、激込みのホームで電車を待つ元気も、激込みの電車に乗る勇気もありません。

来るっと回れ右して、タクシーで帰ってきました。

 

久しぶりにタクシーに乗りました。

運転手さんの話によると、コロナ禍でお客さんが激減しているそうで、私のように「久しぶり」と言いながらも、乗ってくれるお客さんはありがたいと言ってくれました。

 

話好きな運転手だったので、いろいろ話が弾みましたが、一番面白かったのがスパコンの富岳の話。

 

私が、「世界一のスパコンと言いながら飛沫の飛び方のシミュレーションしかさせないのはおかしくないですか?」って言うと、

運転手さんは笑いながら「それは計算式の問題だよ。計算させるのは人間なんだから」って言うのです。

「でも、コロナワクチンがまんべんなく行きわたる効率的な配送パターンとか考えてほしいじゃないですか」と食い下がると、

「それ多分、めちゃくちゃめんどくさい計算式なんだよ、きっと」って、あくまで富岳をかばうわけです。

 

でも、そうね。

コンピュータが計算できるのは、計算式があるからですものね。

「Hey!Fugaku!コロナワクチンの効率的な配送パターンを教えて?」って聞いたら答えてくるわけじゃないですものね。

じゃあ、Siriに聞けばいいんじゃないですか?

「Hey!Siri!コロナワクチンの効率的な配送パターンを教えて?」って聞いたら教えてくれるかも。

 

ってな話で大笑いしているうちに家に着いたのでした。

たまにはタクシーに乗るものですね。

楽しかった。