ソフトクリーム何味が好き?

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バニラとチョコレートのミックスが好き。
子どもの頃の憧れだったの。
うちは貧乏だったから、外でソフトクリームを買ってもらうことなんてなかったので、ふたつの味が楽しめるミックスソフトは、それはそれは贅沢な食べ物に思えたのです。
実際食べても美味しいしね。
 
これは今日食べたソフトクリーム。
バニラと小豆のミックス。
甘みがあっさりしていておいしかった~。
 
 
 
本日の読書:峠 上 司馬遼太郎

 

 

Amazonより
『幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。』

10さんの故郷の偉人である河井継之助の生涯が映画になるというので、映画が見られるかどうかはわからないけれど、とりあえず小説を読むことにしたわけですが…。
私、この人嫌いです。

まだ上巻しか読んでいないので、もしかしたらこの先好きになることがあるかもしれないけれど、今現在の正直な気持ちを言うと、嫌い。

まず、この人は他人を尊重することがない。
他人の才を見切っては、多くは見下して切り捨てる。
傲岸不遜とはこのことか。

そして、武芸を習うにあたっても、基礎も奥義も興味ない。
ただ、本質だけを教えろと言い、あげく師匠から破門されるので、どれもどれも未熟なままで終わっている。

なのに本人だけが、自分は大きなことを成し遂げる男だと思っている。
佐久間象山の塾に通ったこともあるが、その人となりが気にくわなくてやめているけれど、私からしたら鼻持ちならない陽キャが佐久間象山なら、鼻持ちならない陰キャはこの河井継之助なんじゃないの?

そのくせ大局を見据える目だけはあって、これもまた胡散臭い。
『功名が辻』の千代みたいに、現在を知っているからこその後付けの知識で物申しているんじゃないの?

なんて思って調べてみたら、この小説の中で書かれている彼の行動はほとんど史実のようです。
彼が何をどう思ったかまではわからないけれど、すごい人であるのだけは事実。
でもね、事を起こそうとするときに、人がついてこないんじゃないの?って思う。

”ちなみに、日本人がずいぶんの昔から身につけている思考癖は、
「真実はつねに二つ以上ある」
というものであった。これは知識人であればあるほどはなはだしい。
たとえば、
「幕府という存在も正しくかつ価値があるが、朝廷という存在も正しくかつ価値がある」
そういう考え方である。神も尊いが仏も尊い。孔子孟子も劣らず尊い。花は紅、柳はみどりであり、すべてその姿はまちまちだがその存在なりに価値がある、というものであった。”

だとすると、意見を異にする人をすぐに排除しようとする流れは、長州のヒステリーから始まったってことなのかしら。