今日は、両親のワクチン接種2度目の日でした。
どうせ母に言っても忘れるだろうと、父にだけ問診票や接種券を忘れないように事前に念押しをしていたのですが、どうも父が強く母に「注射忘れないように」と言っていたらしく、今日になって「具合が悪いから行かない」「こんなに具合悪いのに、何でいかなきゃいけないの」と散々ごねておりました。
確かに見るからにダルそうで、足元もふらふらしていますが、熱はない。
「とりあえず病院まで行って、そこで相談しよう」と連れ出しても、機嫌は悪く、私が差し出した手も無視する始末。
が、外に出ると一応人目はあるのである。
待合室で待つ間、少しずつ表情が柔らかくなり、ワクチンを打って診察室から戻ってきた時は、すっかりいつもの母になっていました。
その後実家に連れ戻り、様子を見ていると、いつもより元気なくらいちょろちょろしています。
午前中は眼科に言っていたので、「疲れただろうから横になったら?」と言っても「大丈夫」と。
ただ、依然として食べものをたべたがらない。
「お母さんが食べてくれないと、みんなが困るんだよ」というと、聞こえないフリ。
子どもかよ。
1時間くらいなだめすかして、お稲荷さん1個、小さいチョコレートパン1個、リンゴ1/4個を食べてもらいました。
先ほどまで実家にいましたが、とりあえず熱もなく、腕が痛いということもないというので帰ってきました。
ふう、疲れた。
ひとまずワクチンはクリアしたので、次は認知症検査のために金曜日に病院に連れていきます。
長い戦いの初めの一歩。
本日の読書:日本史は逆から学べ 河合敦
カバー裏より
『歴史の授業は原始・古代から現代へと学んでいくが、現代との関係が分かりづらく歴史を身近に感じられないのが難点だ。そこで有効なのが「逆から学ぶ」方法である。現在から過去へと時系列をさかのぼり、推理小説を読むように「なぜ?」「どうして?」と因果関係を紐解いていけば、日本史のあらすじは一気に頭に入るだろう。文庫書下ろし。』
タイトルを見て「面白そう!」と思って買ったのだけど、思ったより楽しめず。
帯には『大人にも受験生にも効く一冊!』と書いてありますが、どちらかというと受験生寄りの、でも帯に短したすきに長しってところでした。
歴史好きな大人は、事実の羅列ではなくて、そこに至るまでの時勢だったり屈託だったり、もう少し踏み込んだ何かを読みたいと思うんだよね。
確かに逆から見るとわかりやすくなる部分はあるけれど、それはあくまでも受験用の歴史の範囲でしかない。
逆に受験生からすると、もう少し語句の意味だとか、人間関係だとかが分かりやすいほうがいい。
大事な言葉は太字にしてあるので、あとは自分で調べてねって言うことなのかもしれないけれど。
一般的にはこういわれているけれど、実はね…的な書き方も、受験対策向きではない。
だって入試でそれを書いても、丸を付けてもらえるかどうか定かではない。
それなら文科省の解釈を説明したほうがましだ。
しかしそれなら歴史好きの大人は読む必要があまりない。
『歴史の苦手な子どもの勉強を見てやる親』ならいいかも。
なんでこうなったかというと…と親が教えてくれるなら、子どもは歴史を好きになるかもしれない。
ただし、我が家の子ども達は、誰一人歴史好きにはならなかったが。