我が家はお行儀悪く、テレビを見ながら食事をする。
休前日は、ゆっくり時間をかけて食事をする(酒を飲む)ので、録画をしてあるテレビ番組を見ながら食べることが多い。
最近10さんがはまっているのが、BSプレミアム。(これって、普通のBSとは違うの?)
この間は日本の歌手が、古今の映画音楽を歌う番組を見ました。
3時間くらいかなあ。
映画のワンシーンを見ながら、映画音楽を聴く。
年のせいで、昔の映画音楽の方が、情景が浮かび上がってくるんだよね。
もっと聞きたい曲がいっぱいあった。
あまり映画を観ている方ではないと思うけど、好きな映画や音楽は結構あるので。
ミュージカルの曲も、好きなの沢山ある。
「雨に唄えば」はダンスシーンが素晴らしすぎて、ストーリーを覚えていない。
「フットルース」は映画自体はそれほどでないけど、曲は大好き。
10さんと、それぞれの曲について話をしながらテレビを見ていたら、無性に映画を観たくなった。
BSプレミアムでは映画も充実している、らしい。
退職したら、のんびりじっくり映画を楽しみたいものです。
10月25日の読書:今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理
カバー裏より
『江戸の大火で住み慣れた家を失ってから十年。伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは、絵師の修行のために家を離れた息子の伊与太と、二十七にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。龍之進は勤めにも身が入らず、料理茶屋に入り浸っているという……。』
目次
・今日を刻む時計
・秋雨の余韻
・過去という名のみぞれ雪
・春に候
・てけてけ
・我らが胸の鼓動
火事で家を焼け出された伊三次一家、というのが前作の終わり。
今作は10年を一気にすっ飛ばしたところから話がはじまる。
えぇ~!?
あの可愛かった伊与太は、絵師の修行のため家を出てるし。
たまに帰ってきても反抗期だし。
火事の後生まれた娘は既に9歳でしっかり者で、やっぱりあの頃の伊与太の可愛さには及ばない。
龍之進もまた、母の出自が自身の縁談の障りになっているとふてくされて、仕事をさぼって料理茶屋に入り浸っている。
あの真っ直ぐな気性だった龍之進が、なんてことだ。
どうしてこうなったのかと言うと、作者がどうしても、生きているうちにこのシリーズの最終話を書いておきたいからなのだという。
そのためには、どうしても10年を端折らなければならなかったのだと。
今作では龍之進の結婚がテーマになっている。
龍之進が結婚して落ち着いたら、多分友之進は隠居するのだろうけれど、そうなったら伊三次はどうするのだろう?
九兵衛と、もう一人安吉という弟子を持ち、廻り髪結いと友之進の小者としての活動以外に、義兄の髪結床を手伝っている伊三次。
相変わらず芸者を続けているお文。
次は伊与太の修行の話だろうか。
それとも茜の縁談?
15歳で縁談は早すぎ?
