酒屋さんの駐車場にあった鉢植えにちょうちょ。
札幌はもう結構朝晩寒くて秋真っ盛りなので、どこで夜を過ごしているのか心配。
密が吸える花も少なくなったのでしょう、ゆっくりじっくり蜜を吸っていました。
 

 
 
 
10月8日の読書:失われた地図 恩田陸

 

 

カバー裏より

『錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木。日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇る。鮎観(あゆみ)の一族は代々、この「裂け目」を封じ、記憶の化身たちと戦う”力”を持っていた。彼女と同族の遼平もまた同じ力を有した存在だった。愛し合い結婚した二人だが、息子を授かったことから運命は狂い始め―。直木賞作家の真髄を味わえる、魅惑の幻想ファンタジー。』

 

目次

・錦糸町コマンド

・川崎コンフィデンシャル

・上野ブラッディ

・大阪アンタッチャブル

・呉スクランブル

・横須賀バビロン

・六本木クライシス

 

かつて軍都があったところに現れる「裂け目」。

放置しておくと「グンカ」が湧き出し、大惨事の引き金ともなる。

鮎観(あゆみ)や遼平は、それを人知れず封じ込める能力を持つ一族の一員だ。

 

最初これは「常野物語」のような話かと思ったけど、主眼が一族にあるのか「グンカ」にあるのかよくわからなかった。

 

最後に鮎観と遼平の息子に現れた能力の兆し。

オープンエンドになっているのだけど、それにしては書き込みが足りない。

私は「横須賀バビロン」で、封じ込める側の能力と読みましたが。

 

 

長男が鶴見線の終点近くに勤めていたことがあるので、「川崎コンフィデンシャル」は、小説とは違う意味で興味深く読みました。

工場夜景見たかったな。

錦糸町と上野も何度か行ったので、そこはかとなく懐かしい。

 

 

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