昨日泊まったホテルの部屋。
床材が渋くてすてき。
左のバッグは大浴場に行くとき、タオル等を入れるもの。
カードキーを入れるチャーム(?)付き。

 
内風呂の床も渋い。
でも、女性専用の大浴場(鍵付きの貸切)に入ったので、このお風呂は不使用。
男性用のお風呂には露天風呂があったようですが、女性用は打たせ湯と予約制の岩盤浴、そして大きなジェットバスでした。
肉体労働のあとの風呂は効く~。
 
アメニティも充実。
きんちゃく袋の中はドライヤーでした。
チェックインの時に渡された小ぶりのきんちゃく袋には、1泊用の化粧品やヘアバンド、パックまで入っていました。
 
外出自粛とはいえ、必要に迫られてホテルを利用する人も多少はいます。
というか、多少しかいない人のためにホテルを開けてくれています。
 
朝食は本来はバイキング形式なのですが、このご時世なので、各種のおかずがそれぞれ小鉢や小皿に盛られてラップされています。
そのための手間はバイキング形式の数倍と思われますが、保温容器に入っていないのでおかずはどれも冷えています。
今日は気温が低くて寒かったので、おかずの冷たさが哀しかったですが、その分ご飯とお味噌汁の温かさが身に染みたのでした。
 
荷造りと掃除で疲れ切っているのに、日々殺伐としてくる部屋で落ち着かず、コロナの不安もあり、少しずつ心の余裕が失われてきた10さんが、昨日は久しぶりに鼻歌を歌っていました。
 
感染症にかからないことが第一とはいえ、心の健康も大切。
慣れない環境で気を張っていた10さんのために、ホテルに泊まってよかったと思います。
 
今朝は7時過ぎには家に戻って、最後のごみ出しや掃除などをして、11時には3年間住んだ家を後にしました。
最後に管理人さんに現況を確認してもらいましたが、「キレイに住んでくれてありがとう」と言われました。
去年の暮れには寝に帰るだけの家になっちゃってたので、そんなに汚れなかったんですよ。(笑)
 
住み慣れた家を後にして向かうのは、娘の家のそばにあるトランクルーム。
傘をさして大荷物を持ち、東京を東から西へと大移動。
予定より早く引越しが終わってしまったので、今晩泊まる予定のホテルに連絡してチェックインの時間まで荷物を預かってもらい、身軽になってトランクルームへ。
 
洗濯機や冷蔵庫、ベッドに大きな本棚などを運び入れてもらい、ようやく引越し(搬出)作業は全部終了。
それにしても今日の私は住所不定なわけで、雨空の下、時間をつぶせる場所が全然なくて困りました。
傍からは、旅行用のバッグを持った老夫婦が、暇そうにうろうろしている厄介な存在に見えるんだろうなあと思いつつ。
「違うの。アクティブ老人ではないの!」と言って回りたい気持ちを抑え、駅のホームのベンチで寒さに震えながら時間つぶしをしていたのでした。
家があるってありがたい。
 
本当はもっといろんなところに行きたかったな。
引きこもり体質のくせに、東京最後の夜にそう思っています。
勝海舟記念館には、いつか絶対行きます。
日野にも行くつもりだった。
友だちとのバス旅行も果たせなかった。
もっともっと楽しめたはずなのに。
 
少しセンチメンタルになっているのかもしれません。
でも、また東京に来る機会はあるはず。
とりあえず6月の髙木くんの舞台のチケットが取れたら、また来るよ~。
 
 
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