来週には4月になるというのに、札幌の家を出たときには雪ですよ!
写真では分かりませんが、吹雪でした。


ところが羽田空港についたら、青空じゃないですか!
(まあ、新千歳空港も晴れてましたけど…)


東京は桜が満開かと思ったら、寒いせいか近所の学校ではこの程度。
これから楽しめますね。


早速近所のドラッグストアに行きましたが、マスクはもちろん、台所用の除菌スプレーもトイレットペーパーも売っていませんでした。
うーむ。

そして東京の家、めっちゃ寒い。
少し我慢してみたけど、無理。
新型コロナの前に風邪ひきそう。
たまらず暖房のスイッチをON!
ぬくいって幸せよねえ。


本日の読書:老いては夫を従え 柴門ふみ



カバー裏より
「恋愛のエキスパートとして名を馳せた著者が、自らを題材に「老い」を綴った全27編。
 病院の予約時間をすっかり勘違い、「アサガオ」のつもりで「アジサイ」と言い続け、若い店員に「ジーパン」が通じず衝撃を受けた話などクスッと笑える話題が満載。一方で、体調が急変して救急搬送された話、自身の乳ガン闘病記など重くなりがちなテーマまでが軽妙な筆致で綴られる。同じく著名な漫画家の夫君との絶妙な掛け合い、逆転した!?夫婦の力関係など偽らざる日常が垣間見えるのも味わい深い。孫も生まれ、ますます人生後半を謳歌する著者の痛快エッセイ。』

キャッチーなタイトルですが、最後まで読んでも夫を従えてはいません。
夫(弘兼憲史)は究極の自由人と見ました。

でも柴門さんの方は、義父母と同居し、幼い子供を育て、「東京ラブストーリー」を連載していた。
いや、やらざるを得ない状況に陥ったら、やれるもんですよ。
ある程度は。

時は流れ、人は年をとる。
もう、体の不調が顕著なのよ。
私もここ数年で、外反母趾になり、生まれて初めてのインフルエンザに罹り、乳がんにもなった。
右胸にメスを入れた後遺症なのか加齢のせいか、右腕の可動域が狭まった。
手を上にあげることも横に延ばすこともできるけど、後ろに引くと痛くてたまらん。
毎日毎日、老いを感じる瞬間。

新しいものに挑戦しても、根気が続かなくなる。
頭で考えていることと口が、または手が連動しなくなる。
忘れてしまいたい過去は覚えているのに、大切なことを忘れていく脳。

ああ、同じ同じ。
病気自慢をするようになると年寄りの仲間入りの気がするけれど、自分だけじゃないんだなあと安心できるのはことのほか嬉しいし、楽しい。
このポジティブな気持ちが免疫力を高めているのかもしれないのだから、ちょっとご容赦願おう。

夫も妻も、自分のペースで生活を楽しみ、たまに一緒の嬉しい時間を持てたら、それは幸せな老後と言っていいのではないだろうか。


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