ホワイトデー、なにを渡す?


▼本日限定!ブログスタンプ


あなたもスタンプをGETしよう



昨日、仕事から帰ってきた10さんから渡されました。



何これ?
「ホワイトデーだからお返し」
バレンタインデーに何もあげてませんけど。
「いつものことじゃん」
そだねー。

キットカットの専門店があることは知っていましたが、日本酒と柚子酒味って想像できないわ。
東京に持って帰って、娘と食べる予定。


今日は田中芳樹や茅田砂胡の本をたくさん貸してくれている後輩とランチ。
私とすれ違うように北海道に転勤し、私とすれ違うように北海道から離れる。
彼女の新しい部署は昨年度まで私がいた部署で、私は4月以降彼女の後任になる。
とことんすれ違う二人。
運命の恋人か!?

アフタヌーン ティールームで春のパスタ。
そら豆が美味しい。


デザートの抹茶とイチゴのケーキ。
ハーフサイズでしたが、フルでもいける!


とりあえず4月以降に借りている本を170冊ほど返さなくては。
あと40冊くらい未読なんだけど35冊はマンガなので、多分読めるでしょう。


本日の読書:マリアビートル 伊坂幸太郎



カバー裏より
『幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯するー。小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテインメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!』

数年ぶりの再読です。
ずーっと、伊坂幸太郎の作品の中で一番好き!と言っていました。
ところがこの、殺し屋シリーズの新作「AX」を最近読んで、これもまたすごく好きになり、一体どちらが自分の好みなのかと再読してみました。

今までも何度か読みなおしてはいたのです。
が、550ページを超える長編。
再読はどうしても好きな部分の拾い読み程度になりました。
今回は最初からみっちり読み返してみたのですが…やっぱり初読の時とは全然違いました。

初読の時は、先に何が起こるのかわからなくて、ずっと王子の毒を浴びながら希望を求めて読みました。
だから最後まで読み終わった時のカタルシスがとても大きかった。

今回は最後にとてつもないカタルシスが訪れるのはわかっています。
だから王子の部分を読みながら、早くその先に進みたくてイライラしました。

「蜜柑」」と「檸檬」については、結果がわかっているのでちょっと切なく、木村夫妻の登場の遅さになかなかやきもきしました。
「天道虫」部分だけは、初読と同じように、くすくす笑いながら読めましたけれど。

最後のカタルシスに期待大だっただけに、終わってみればあっけなく、これはあれですね、今回のちょっとがっかり感を温めて数年後に再再読したら、また感動できるんじゃないかという淡い期待。

それでも、伊坂幸太郎がずっと描き続けている「悪意への対処法」「正義の不確実性」ってのが、青臭くも心地よくて好きなんだなあ。

それと、お母様が「いつもお父さんのことばっかり書く」と不満を述べられるとエッセイに書いてありましたが、伊坂幸太郎の作品は父親が格好いい。
「オー!ファーザー!」「ゴールデンスランバー」「AX」などなど。
瀬尾まいこの作品に父性がほとんどないのと対照的だよなあといつも思う。

王子が平日の昼間に東北新幹線に乗っていたのは、流行性感冒のせいで学級閉鎖だったからだ。

”感染の経路や潜伏期間、発症した場合に重症となる率などを検討することもなく、一定の人数が欠席したら自動的に学級閉鎖とすることを良しとしている大人たちが、王子には理解できなかった。リスクを負うことを恐れ、責任を回避するため、決められたルールに従う。そのこと自体を責めるつもりもないが、何の疑問も持たず、学級閉鎖を行っていく教師たちからは思考停止の愚かしさを感じた。検討し、分析し、決断する能力がゼロだ。”

ちなみに、2月中旬のWHOのホームページは、感染症についての危機感があまり感じられず、アジアとの温度差をものすごく感じました。
結局私が欲しかった情報は、首相官邸の内閣広報課の人が、問い合わせした翌日にはホームページに載せてくれて、対応の早さにびっくりしました。

WHOが見ているのは、世界で全般ではなく白人社会なんだなあと今さらながら思いました。


ペタしてね