おすすめのイルミネーションスポット教えて!
お勧めというわけではなく、行きたいイルミネーション。
札幌の『白い恋人パーク』のイルミネーション。
『白い恋人パーク』がリニューアルしてから、行ってないので。
観光客が多くて、地元民としてはあまりのんびり過ごせるパークではないのですが、以前見たイルミネーションがなかなか良かったです。
あまり広くない場所に、きれいに計算された灯りの美しさがいいなあと。
あまり派手派手しくならなくていいから、その美しさでわくわくさせてくれればいいなあと思います。
本日の読書:失楽園 下 ミルトン
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失楽園 下 (岩波文庫 赤 206-3)
1,177円
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カバー表より
『サタンの言葉巧みな誘惑に屈したイーヴはついに禁断の木の実を口にする。アダムもまた共に滅びることを決意して木の実を食う。人類の祖をして創造主に叛かしめるというサタンの復讐はこうして成った。だが神のつかわした天使ミカエルは、犯された罪にもかかわらずなお救いの可能性のあることを彼らに説いてきかせる―。』
上巻が自意識過剰なサタンの視点で語られた部分が多かったのに対して、下巻ではとうとう禁断の木の実を食べ、楽園を追われるアダムとイーヴの話が主となる。
まあ、当然ですが。
前半は頭がキーンとなりそうなくらい美々しく麗々しく甘々な愛の言葉を交わすアダムとイーヴですが、でも、二人は対等なわけではありません。
あくまでもアダムが主で、イーヴは彼の言うことを聞いていればいいのだよ、という、優しい拘束が隷属が二人の間にあります。
だからイーヴは、二人別々の時間を過ごしましょうと提案するのです。
どうせ夜は一緒に過ごすのだから、昼間はそれぞれに自分の仕事をしましょう、と。
当然アダムは反対します。
サタンが二人を堕落させるために楽園を目指していることを天使から聞いて知っていたアダムは、イーヴが一人でいたら、絶対にサタンに狙われるだろうから、自分のそばを離れないほうがいい、と。
イーヴは、サタンともあろう人(?)が、神に反乱するために自分ごときを狙いますか。あなたを倒してこその反乱になるのではないでしょうかと反論し、さらに、常に一緒にいなくてはならないのであれば、私はあばら骨のままでいればよかったのではないでしょうかとまで言い切ります。
アダムのあばら骨から作られたというイーヴ。
その言い分に全く落ち度はないと私は思いますが、さすがにサタンは正々堂々とした手段をとらないのでね。
イーヴから狙うわけです。
イーヴが禁断の木の実を食べてしまったことを知ったアダムは、共に神の罰を受けようと木の実を食べるのですが、その直後から襲い来る後悔。
見苦しいほどに互いを責め合うアダムとイーヴ。
まさに人間の祖。
最終的にアダムはミカエルにこの先の人類の姿をみせられ、ある種納得して楽園を去ります。
この先の人類、カインとアベルとか、バベルの塔とか、ノアの箱舟とか、ダビデ、ソロモン、モーセ、そしてイエス。
もうそこまで先が決まっているなら、私たちはアダムのあばら骨のままでよかったのでは?
っていうか、そこまで先が決まっているのなら、何のために最後の審判をするの?
もう結果はわかっているのでは?
と、無神論者の私は思ってしまうので、一度キリスト教の人に解説してもらいたいものです。
ところで、上手いことイーヴをだまくらかしたサタンは、意気揚々と地獄に帰っていくのです。
さぞ仲間たちから称賛の声で迎えられるだろうと。
サタン…やっぱり中二だな。
で、地獄の方たちはみんな蛇に姿を変えられて、「ぎゃ~!」ならぬ「シャーッ」ってなります。
なんか最後の小物感がハンパなくて笑っちゃう。
これ、愛すべきサタンの物語じゃないよね。
今日は、不調のDVDプレーヤーをなんとか復調させたいと思いますが、娘が来るのでコーヒーを買ったりなんだりもしなければなりませんし、ゆっくり休むというより、結構バタバタな一日になりそう。
美容院でのんびりしようっと。
まずは、ごみ出しだっ!


