何の箱なのかわからないけれど、いつの間にか職場にあった段ボール。
持ち手の感じがどうにもロボットに見えてしょうがないので、心の中でひそかに「ロボットの箱」と呼んでいた。

ところが先週末。
いつも事務室の入り口わきに立てられて、出番を待っていたはずのロボットの箱の姿が見当たらない。
あれ?ロボットの箱がどっか行っちゃった。

心の声が盛大に漏れていたらしい。
「ロボットの箱って何ですか?」
ここに立てかけてあった箱さあ、持ち手がロボットの顔みたいだなあって思って、ロボットの箱って呼んでたんだよ。
「あれですか?」

指がさす先にはロボットの箱が、大量のグリーティングカードを発送するべく待機していたのでした。
「そう言われてみれば確かにロボットの顔に見えますね。今までそう思ったことなかったけど」

なんて話をしていたら、あっという間にロボットの箱は職場のアイドルとなり、今では「お~い、ロボ太~、どこ行った~?」なんてお呼びがかかるくらい。
いや、自分でどこかには行きませんから。


本日の読書:マスカレード・ホテル 東野圭吾



カバー裏より
『都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。』

何というか、東野圭吾の上手さを痛感することしきりでありました。

まず最初の手がかりである、犯人が残したメモ。
これの意味がすぐに分かった。と思ってしまった。
ところがそれは、見た目以上の意味を含む暗号で…。
わかったと思った瞬間、思考停止しちゃったんだよね。
まだまだ未熟だった。

そして、ホテルで起きるアクシデントがことごとく事件の謎を解くきっかけに。
さすがに東野圭吾クラスになると、ご都合主義とは言われないんだなあなんて思っていたら、ここにも仕掛けが。

長い作品なのに、小さな無駄もありません。
ちゃんとわかるようにヒントを出しているのに、あまりに自然なのでスルーしてしまう。
いやあ、上手いなあ。


ペタしてね
今日の歩数は9121歩。
明日は午前中は都内2か所を回って仕事、午後は職場に戻って外国政府の視察団対応。
1万歩を超える自信あり。ふふふん♪