
今年はわざわざ紅葉を見に遠出をしようとは思っていません。
去年は色付いた公孫樹を見にでかけたりしたんですけどね、神宮外苑に。
ただ、わざわざは行かないけれど、紅葉を見られたらうれしいですね。
写真を撮って母に送ってあげられる。
とりあえず明日、ちょいと遠くへ出かけようと思っています。
紅葉、見られるかなあ…。
本日の読書:奮闘するたすく まはら三桃
Amazonより
『最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。近所で道に迷ったかのように歩いていたり、やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり…。「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、佑はデイサービス(通所介護)に連れていくことになった。しかも、佑が逆らうことのできない早田先生は、そこで見たこと、聞いたことをレポートして夏休みの自由研究として提出しなさいって…。友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、お年寄りと接しながら、介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていく。坪田譲治文学賞受賞作家が描く、子どもにとっての「介護」とは? 』
『最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。近所で道に迷ったかのように歩いていたり、やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり…。「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、佑はデイサービス(通所介護)に連れていくことになった。しかも、佑が逆らうことのできない早田先生は、そこで見たこと、聞いたことをレポートして夏休みの自由研究として提出しなさいって…。友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、お年寄りと接しながら、介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていく。坪田譲治文学賞受賞作家が描く、子どもにとっての「介護」とは? 』
小学5年生の佑(たすく)のおじいちゃんは、佑の家の近所で一人暮らしをしている。
元刑事だったおじいちゃんはしっかり者だったはずなのに、最近は何か様子がおかしい。
どうも認知症になったようだ。
元刑事だったおじいちゃんはしっかり者だったはずなのに、最近は何か様子がおかしい。
どうも認知症になったようだ。
それを認めようとしないおじいちゃんを何とかなだめて、デイサービスの施設で入用介助を受けるために通うことにするのだが、それをレポートにまとめて夏休みの自由研究の課題にするよう担任の先生に言われる佑。
おじいちゃんも佑も気が進まないまま「ケアハウスこもれび」に通うことになる。
おじいちゃんも佑も気が進まないまま「ケアハウスこもれび」に通うことになる。
児童書ですが、介護される人と介護する人の気持ち、介護の工夫、様々な個性のお年寄りなど、わかりやすく誠実に書かれています。
佑にとっては世間一般のお年寄りと自分のおじいちゃんとは当然別物で、まさかおじいちゃんがぼけてしまうなんてとショックを受けるのですが、おじいちゃんも苦しんでいることを知り、そのまなざしは優しくなります。
自分の考えていることをあまり口にすることのないおじいちゃんの行動を見守ることによって、おじいちゃんがどれほどおばあちゃんのことを大切に思っているかを知る佑。
自分の考えていることをあまり口にすることのないおじいちゃんの行動を見守ることによって、おじいちゃんがどれほどおばあちゃんのことを大切に思っているかを知る佑。
お年寄りたちもそれぞれに見せ場が与えられ、読後感はとでもいい。
ただ一つ違和感を覚えるのが担任の早田先生。
クラスの子に、おじいちゃんのデイサービスをレポートして夏休みの自由研究にしろと勝手に決めるのは現実的ではない。
まず両親に話をしないと。
嫌がる家庭は絶対にあるだろう。
ましてや、さっさと施設と話をつけて子どもたちに手伝いをさせたり、自分までボランティアとして通うだなんてちょっと強引すぎて鼻白む。
クラスの子に、おじいちゃんのデイサービスをレポートして夏休みの自由研究にしろと勝手に決めるのは現実的ではない。
まず両親に話をしないと。
嫌がる家庭は絶対にあるだろう。
ましてや、さっさと施設と話をつけて子どもたちに手伝いをさせたり、自分までボランティアとして通うだなんてちょっと強引すぎて鼻白む。
とはいえ、子どもだけではなく大人も、この本を読んで感じるものは、立場に応じてきっとあると思う。
良書。
良書。
今日の歩数は6165歩。
あれ?意外に歩いてるな。

