基本的に午前10時までには退院してくださいと言われていました。
8時に食事をとって、順次荷物をまとめます。
着替えたいな~。
でもまだ回診が終わっていないからな~。
土曜日なので平日よりは人気が少なく、看護師さんに相談しようにも全然顔を見せてくれません。
しょうがないので、さっさと着替えることに。
前開きのブラウスなので、診察にも問題なかろう。
10時までには退院しなければならないと9時に迎えに来てくれた10さんは、コーヒーを飲みに出かける。
することもなくぼ~っとしていたら、ようやく9時半過ぎに回診が行われる。
たった一回、介助付きでシャワーを浴びただけですが、一人で全部できるでしょうか?
「傷のところはガーゼをよく泡立てて、泡を当てて汚れを落とすようにしてください。こすったりはしないように」
食事制限はありますか?
「特にありませんよ。何でも食べていいです。ただ、タバコはダメです」
(…つまり、酒は大丈夫なんですね。よかった。飲まないけど)
へそが引っ込むように綿球を押し当てて絆創膏で押さえること(気休めだけどね)
体液の漏れで下着が汚れないようにガーゼで押さえること
この2点が特記事項です。
しかし朝こっそり様子を見に来てくれた乳房外科の先生は(私が入院していたのは形成外科)、「意外とガーゼは肌にこすれて痛いので、嫌じゃなければ生理用パッドやおりものシートの方が痛くなくていいわよ」とおっしゃってくれたので、当然退院してすぐに買いに走りました。
病院の中にいると気づかないけど、やっぱり相当病人です。
歩き方や腕の上げ下ろし、全てがゆっくりでぎこちない。
家に帰ってすぐにパジャマに着替えました。
ゆったりした服を着て帰ってきたのですが、パジャマの楽さは筆舌に尽くしがたし!(というほどではないけど)
動いたせいか、お腹がちりちりと痛む。
安静にしていようと、爆睡。
病院と違って、洗髪とシャワーは二度に分ける。
まず早い時間に洗髪。
洗面所で洗って乾かす分には特に問題なし。
シャワーは寝る前に。
浴室に暖房を入れて全体を暖め、お湯を出しっぱなしにしながら、綿球などや着替えの準備をし、体に貼りついている絆創膏やガーゼをはがす。これが結構時間がかかる。
シャワーを浴びること自体は何の問題もなく一人でできたけど、その後のケアがやっぱりちょっと大変でした。
へそのケアはすぐ終わり、腹帯をぎゅっと締める。
胸の方は生理パッドを当ててブラジャーをするのがちょっと大変。
前開きのものをすべて使い切ってしまっていたので、10さんに手伝ってもらって被るタイプのブラジャーを装着。
シャワーの後にひと汗かきました。
でも、今朝起きて分かった。
昨日お腹がちりちり痛かったのは、腹帯が緩かったからだ。
看護師さんが締めてくれたので間違いないと思っていたけど、何回かずり落ちてきたんだよね。
動いたせいかなあと思っていたんだけど、自分できつめに締めた腹帯は動いてもずれないもの。
まあ、そんな一日でした。
8月3日の読書:江戸前 通の歳時記 池波正太郎
カバー裏より
『”てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつくようにして食べていかなきゃ”「通のたしなみ」より。―料理人が喜ぶ意外な食べ方から、小鍋だて、白魚の卵落とし、鯛茶漬、小鰭の新子等々、旬の味を堪能する料理まで。食通作家をうならせた酒肴のメニューと人生の折々に出逢った忘れられない味。本当の通のたしなみを知る食道楽による名エッセイ集。』
手術後、食欲のない時に少しずつ読んで、味を想像したり、自分ならどうやって食べようかなあなどと想像して楽しんでいた。
旬のものを大切に味わって食べる。
ああ、なんという幸せ。
ビールは小さなコップに1/3だけ注いで、一息に飲む。
自分のペースでコップに注いで、注いだら一息に飲む。
これが一番美味しいのだそうだ。
なるほど。
フランスで、「シャンパンに合ういちばんいい肴を持ってきてくれ」と言ったら、出てきたのはポテトフライだったというのにびっくり。
確かに冷たいシャンパンと熱々のポテトフライは、やめられない止まらない旨さだと思うけど。
日本人がそんなことを言ったら「田舎者」と馬鹿にされそうだけど、フランス人がそう思うのなら…と思いつつ、もやもや。
もっと他にないのか?という気がどうしてもしてしまう。
もしかしてシャンパンに対して高級品と身構えすぎているのかも。
いつかやってみたいのは、てんぷら屋さんで目の前で揚げてもらったものをハフハフと食べること。
あと、自分のために小鍋を仕立てて、ゆっくりお酒を飲みながらゆっくり大ぶりのハマグリなど食べてみたい。

8時に食事をとって、順次荷物をまとめます。
着替えたいな~。
でもまだ回診が終わっていないからな~。
土曜日なので平日よりは人気が少なく、看護師さんに相談しようにも全然顔を見せてくれません。
しょうがないので、さっさと着替えることに。
前開きのブラウスなので、診察にも問題なかろう。
10時までには退院しなければならないと9時に迎えに来てくれた10さんは、コーヒーを飲みに出かける。
することもなくぼ~っとしていたら、ようやく9時半過ぎに回診が行われる。
たった一回、介助付きでシャワーを浴びただけですが、一人で全部できるでしょうか?
「傷のところはガーゼをよく泡立てて、泡を当てて汚れを落とすようにしてください。こすったりはしないように」
食事制限はありますか?
「特にありませんよ。何でも食べていいです。ただ、タバコはダメです」
(…つまり、酒は大丈夫なんですね。よかった。飲まないけど)
へそが引っ込むように綿球を押し当てて絆創膏で押さえること(気休めだけどね)
体液の漏れで下着が汚れないようにガーゼで押さえること
この2点が特記事項です。
しかし朝こっそり様子を見に来てくれた乳房外科の先生は(私が入院していたのは形成外科)、「意外とガーゼは肌にこすれて痛いので、嫌じゃなければ生理用パッドやおりものシートの方が痛くなくていいわよ」とおっしゃってくれたので、当然退院してすぐに買いに走りました。
病院の中にいると気づかないけど、やっぱり相当病人です。
歩き方や腕の上げ下ろし、全てがゆっくりでぎこちない。
家に帰ってすぐにパジャマに着替えました。
ゆったりした服を着て帰ってきたのですが、パジャマの楽さは筆舌に尽くしがたし!(というほどではないけど)
動いたせいか、お腹がちりちりと痛む。
安静にしていようと、爆睡。
病院と違って、洗髪とシャワーは二度に分ける。
まず早い時間に洗髪。
洗面所で洗って乾かす分には特に問題なし。
シャワーは寝る前に。
浴室に暖房を入れて全体を暖め、お湯を出しっぱなしにしながら、綿球などや着替えの準備をし、体に貼りついている絆創膏やガーゼをはがす。これが結構時間がかかる。
シャワーを浴びること自体は何の問題もなく一人でできたけど、その後のケアがやっぱりちょっと大変でした。
へそのケアはすぐ終わり、腹帯をぎゅっと締める。
胸の方は生理パッドを当ててブラジャーをするのがちょっと大変。
前開きのものをすべて使い切ってしまっていたので、10さんに手伝ってもらって被るタイプのブラジャーを装着。
シャワーの後にひと汗かきました。
でも、今朝起きて分かった。
昨日お腹がちりちり痛かったのは、腹帯が緩かったからだ。
看護師さんが締めてくれたので間違いないと思っていたけど、何回かずり落ちてきたんだよね。
動いたせいかなあと思っていたんだけど、自分できつめに締めた腹帯は動いてもずれないもの。
まあ、そんな一日でした。
8月3日の読書:江戸前 通の歳時記 池波正太郎
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カバー裏より
『”てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつくようにして食べていかなきゃ”「通のたしなみ」より。―料理人が喜ぶ意外な食べ方から、小鍋だて、白魚の卵落とし、鯛茶漬、小鰭の新子等々、旬の味を堪能する料理まで。食通作家をうならせた酒肴のメニューと人生の折々に出逢った忘れられない味。本当の通のたしなみを知る食道楽による名エッセイ集。』
手術後、食欲のない時に少しずつ読んで、味を想像したり、自分ならどうやって食べようかなあなどと想像して楽しんでいた。
旬のものを大切に味わって食べる。
ああ、なんという幸せ。
ビールは小さなコップに1/3だけ注いで、一息に飲む。
自分のペースでコップに注いで、注いだら一息に飲む。
これが一番美味しいのだそうだ。
なるほど。
フランスで、「シャンパンに合ういちばんいい肴を持ってきてくれ」と言ったら、出てきたのはポテトフライだったというのにびっくり。
確かに冷たいシャンパンと熱々のポテトフライは、やめられない止まらない旨さだと思うけど。
日本人がそんなことを言ったら「田舎者」と馬鹿にされそうだけど、フランス人がそう思うのなら…と思いつつ、もやもや。
もっと他にないのか?という気がどうしてもしてしまう。
もしかしてシャンパンに対して高級品と身構えすぎているのかも。
いつかやってみたいのは、てんぷら屋さんで目の前で揚げてもらったものをハフハフと食べること。
あと、自分のために小鍋を仕立てて、ゆっくりお酒を飲みながらゆっくり大ぶりのハマグリなど食べてみたい。

