
両手に花って書いているのに、頭に浮かんだのは両手に団子を持って喜んでいる自分。
まさに花より団子だね。
お腹空いてるからかしら。
食べてから寝るまでの時間が短いので、最近は腹7分目くらいで我慢する。
食べ終わった直後からお腹空いてる。
でも満腹するまで食べたら胸焼けして寝られなくなるしね。
「両手に団子吉」だったらよかったのに。
本日の読書:岳飛伝 十六 戎旌の章 北方謙三
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カバー裏より
『中華全土が戦場と化していた。沙門島沖では狄成(てきせい)と項充(こうじゅう)が、攻めてきた敵の海鰍船(かいしゅうせん)に忍び込み、船もろとも消失させた。一方、海陵王は、刺客を使い胡土児(コトジ)の暗殺を企てていた。羅振(らしん)は、南宋水軍が南の甘蔗園を狙っていることを察知し、象山の造船所に火を放つ。梁山泊軍は、姑息な手を使う海陵王に激怒し奇襲をかけた。岳飛と秦容は、中原で死闘を繰り返している。一つの中華を目指す忠肝義胆の第十六巻。』
同時多発的に戦端が開かれる。
元々ウツウツと考えがちな項充と、李俊に置いていかれたことで生きる意味を考え続ける狄成。
真逆な二人だけれど、息はピッタリ。
やるべきことをやらねばならない。
そして今、それができるのは自分たちだけなのだ。
そしてついに史進が動く。
え?え?どういうこと?
猛烈な引きの強さで最終巻へ続く。
ところで、今更なんだけれども、岳飛伝というには岳飛弱くない?
部下のほとんどを失いながら、瀕死の状態から奇跡の復活って、それ何度目だよ。
秦容は無敗を続けているけれど、岳飛はまたまた敗走。
ふたりで連携しながら北上してきているはずなのに、南宋に入ってからはほとんど連絡も取っていない。
伝書バトや長駆隊をもっと使えよ!
個別にはもちろん全力を尽くしているはずだ。
命がかかっているのだからね。
だけど戦の全体を見渡した時に、秦容や岳飛だけではなく、張朔や呼延凌を、致死軍を、どうやって動かせばダメージを小さく、効果的に勝利を得られるのかを考える人がいない。
聚義庁の働きが見えてこない。
多分、だれかが引っ張って国を動かすのではなく、一人一人が考えて動くことで国が成り立っていくということを書きたいと思うのだ。
けど、多くの名もない人々が、わけもわからないうちに死んでいくのを見ていると、誰か何とかしてよ!と思ってしまう。

