もたもたしている間にずいぶん逃げられてしまいましたが、花も葉もない枝に小鳥の群れ。
丸見えです。
どこで撮った写真だったか思い出せないけど、まだちょっと寒そうな空です。
日付を見れば一週間前。
どこで撮った写真だったかなあ…。


本日の読書:鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 川上和人



Amazonより
『出張先は火山にジャングル、決死の上陸を敢行する無人島だ!知られざる理系蛮族の抱腹絶倒、命がけの日々!すべての生き物好きに捧げる。』

タイトルに反して、この人はずいぶん鳥が好きだと思う。
森林総合研究所に勤める鳥類学者は、ジャングルや小笠原諸島に新しくできた火山島などに、鳥の生態を研究するために出かけていく。
蚊に血を吸われ、ドカタ焼けをし、港のない孤島に船から海を泳いで上陸する。

この本は、そんな鳥類学者の研究の書ではもちろんなく、エッセイのような広報のような、そんな本。
オヤジギャグとサブカルチュアの小ネタが満載の、少しくどいくらいのおちゃらけ文章は好き嫌いが分かれるかもしれないけれど、私はまあ、好き。
英語苦手主義者である著者に対しては、親近感を感じざるを得ない。

さて、特別鳥が好きだった少年時代を送ったわけでは著者が、なぜ鳥類学者になったのかというと、大学生になって野生生物を探求するサークルに入会したことがきっかけだった。
『風の谷のナウシカ』に憧れて。
大学三年の時に恩師に出会い「鳥類について何卒御指導賜りたい」「では君、小笠原で研究してみ給へ」とのやり取りのあと、小笠原で研究していると「君、森林総研で小笠原の研究をしてみんかね」

”研究者にもいろいろなタイプがいる。一つのテーマをこつこつと掘り下げる土星人タイプ、最先端のテーマをバリバリこなす金星人タイプ、あれこれつまみ食いする火星人タイプだ。
 典型的な火星人タイプの私は受動性を発揮しながら研鑽を重ね、楽しく研究を続けている。”

この本を読むと、著者が楽しく研究をしていることがわかる。
楽しんでいる人を見るのは、楽しい。


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スマホを忘れて仕事に行ったので、今日一日不便で不安でした。
そんな日に限って大事な連絡があったりなかったり。