大予想!ズバリ、新元号の名前といえば?
誰にも言っていませんが、こっそり自分でも考えていました。
イニシャルがM T S H以外のもの。
で、最近の傾向としては簡単な漢字。
なおかつ最近の元号で使ってなさそうな漢字で、だれも予想していないもの。
それから地名になっていないもの。
ということは、ある程度名前っぽいものもダメってことで。
そんなのあるんか~い!!
最初に考えたのは、何かと閉塞感を感じる世の中だからこそ、大きく羽ばたいてほしいとの願いを込めて大翔。
しかし、この文字は見覚えがある。
知り合いの息子、大翔(ひろと)ではないか。
だめだ、これは。
慶翔なんてものよさげだけど、よしと君がどこかにいそう。
でも、慶も翔もいい文字だよね。
最近の傾向からしたら、ちょっと漢字が難しいかもしれないけど、易しいものばかりというのもつまらないと思うんだけどなあ。
平和の平を平成で使っちゃったから、安全の安もありそうだけど、この文字は安倍さんを想像させるからないと個人的には思っている。
最近使われていないけど、そろそろ永が来てもいいかもしれない。
似たような意味では久もいいね。
個人的には文も捨てがたい。
そして皮肉たっぷりに仁なんか選んじゃったりなんかして。
平成もあとひと月ちょっと。
Hey!Say!JUMPの新曲は出ないのかなあ?
知念くんのドラマ主題歌に期待してるんだけど。
本日の読書:箱根の坂 中 司馬遼太郎
![]() |
新装版 箱根の坂(中) (講談社文庫)
745円
Amazon |
カバー裏より
『守護・今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子・竜王丸を後見することとなる。室町幕府の力はなきに等しく、国人・地侍たちが力を持ち始めていた。この時代の大きな変化を鋭く先取りした早雲は、天性の知略で彼らの信望を得、政敵を退けていき、有名な北条の治世の土台を築いていく。』
未だ箱根にたどりつかず、舞台は駿府と丸子。
義忠の子どもはまだ幼く、遠縁の今川新五郎範満が駿府城に居座って実質的に駿河の支配者となっている。
彼の後見は関東公方の扇谷上杉家。
今川の嫡子であり、伊勢家の血を引く竜王丸を守るため、早雲は駿河に行く…のだが、これが11年間も守備一辺倒なわけです。
竜王丸の命が奪われないよう、丸子の館に住まわせ警護する。
自分は江戸や鎌倉からの兵を駿河に入れないよう沼津の城に住み、関東各地の情報収集に余念がない。
生まれの良さだけで土地を治めることができない世の中になりつつある。
早雲はそれを見極め、急速に力をつけ始めた国人、地侍、そして農民を大切にするように竜王丸を教育する。
のはいいけれど、やはり対外的にはもっとパフォーマンスを見せた方がよいのではないかとじりじりする。
この時代の礼法を仕切る名家、今川家と伊勢家の血を引いた子なのだから、いくら弱体化しているとはいえ、正統性を強く訴えたら天皇のお墨付きくらいはもらえたのではないだろうか。
ましてやその後、早雲は小笠原家の娘を妻にするのである。
この三家が後ろ盾になれば、結構勝ち目はあったと思うんだけどなあ。
史実だからしょうがないか。
早雲の弓で敵の大将を斃し、無事竜王丸が守護として立つところでこの巻は了。
箱根は遠いなあ。
というか、今のところ早雲は竜王丸改め氏親を立てることに腐心して、自分が前面に出ることが考えていない。
でも後北条家はその後今川家と並ぶ戦国大名になるんだよね。
どこでどう道が分かれたのか。それとも繋がったままだったのか。
次が気になる。気になる。
この巻で気に入っているのは、太田道灌と早雲の交流。
互いを認め合いながら、敵味方でいる。
敵味方なのに礼を尽くして清廉な付き合いをしていた二人だが、私心のない道灌の器の大きさを恐れた主家が道灌を弑する。
正直なだけでは生き残れないのだよね。
そう意味で早雲はしたたか。



