雛人形、飾った?
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もちろん飾っていません。持ってないから。
なので借景。

私が用意するのはこちら。

なんだか最近本当に甘いものが好きになってきましたよ。
近所のお団子屋さんでも、今日は桜餅を売っていました。
それにしてもうちの近所はお団子屋さんが多い。
和菓子全般ではなく、お団子とお餅と海苔巻き。
昔からの町だからなのでしょうね。
見た目より腹持ち重視という感じです。
でも美味しい。
本日の読書:物語ること、生きること 上橋菜穂子
![]() | 物語ること、生きること (講談社文庫) 594円 Amazon |
カバー裏より
『人はなぜ物語を必要とするのか。自分はなぜ物語をつむがないといられないのか。どうしたら自分だけが書くことができる物語にたどりつけるのか。『獣の奏者』『精霊の守り人』を生み出した国際アンデルセン賞作家が、本の虫だった少女時代や文化人類学の研究過程など自らの人生を通じて語る、「物語」とは。』
ちいさな時から本の虫。
でも彼女は同時に作家か漫画家になりたいと強く願っていた。
どうやってなったらいいのかもわからず、ひたすらお話をつくり絵を描いた。
作家になるべくしてなった人なんだと思う。
フィクションである物語にリアリティを持たせるために、文化人類学のフィールドワークはとても役に立ったという。
そして、作家になれないのであれば学者として生きて行こう、と学者生活に足を踏み出したタイミングで、デビュー作が出版される。
ここでアルバイトなどして生活費を稼ぎながら作家1本で生きていくこともできたが、彼女は2足の草鞋生活を送る。
印税を研究費に充て、研究の成果を作品に活かす。
そんな彼女の半生を、インタビューから普通の文章に書き起こしたものが本書。
読んでいて、これも一つの物語のようにわくわくする。
とくにジャンルにこだわらずなんでも読む私だけど、好きなのはやっぱり物語。
それも日常そのままのお話よりも、全く知らない世界に没入出来たら幸せ。
巻末に上橋菜穂子が読んだ本というブックリストが載っている。
学術書を除くと、私の読んだことがある本が4割ほどもあって、こういうリストでは破格に共読が多くて、楽しい。
特に内田善美の『時への航海誌』を見つけた時は、泣きそうに嬉しかった。
「だからラブ・フォア・ディスタンス 遠きものへの憧れ」という、マンガの中の一節を机の上に貼っていた、と。
そうなの。
歴史が好きとか、宇宙が好きとか、異世界が好きとか、そういう私の性癖は、やっぱり遠きものへの憧れなのだ。
だから上橋菜穂子が描く作品世界にひたひたと首まで浸かって、存分に満足を味わうことが、私にとってはこのうえない幸せと思う。

以前娘と行った、髙木くんがロケをしたハンバーガー屋さんが潰れていました。
結構繁盛していたのに、あっけないなあ。
あるうちに行っておいてよかった。

