レトルトカレー、甘口派?辛口派?
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もちろん辛口派です。
カレーに限らず辛いのが好き。
でも最近多い、しびれる辛さとか、痛い辛さは苦手。
「辛~い!でも美味し~い
というのが好き。
でもってレトルトカレーはほとんど食べません。
だってあんまり美味しいと思わないんだもの。
ああ、美味しいカレーが食べたいなあ。
本日の読書:岳飛伝 十四 撃撞の章 北方謙三
カバー裏より
『岳飛と秦容は、本格的な北進を前に戦略を練り、激しい調練を繰り返していた。中華統一の野望を抱く金の海陵王は、臨安府を狙い進撃するが、南宋の程雲(ていうん)に敗れる。十三湊(とさみなと)で王清と再会した李俊はついに絶息する。岳飛は投降してきた辛晃の首を刎ね、秦容と南宋に侵攻を開始する。そんな中、史進から”吹毛剣(すいもうけん)”を届けられた胡土児(コトジ)は、兀朮(ウジュ)より北辺に赴くことを命じられた。初志貫徹に挑む第十四巻。』
ついに岳飛・秦容軍と南宋軍、梁山泊軍と金軍の間に戦端が開かれた。
が、戦闘シーンはあまり多くない。
身辺整理を始めた顧大嫂、十三湊で日を送る李俊、病の気配濃厚な秦檜(しんかい)。
物語の終焉の気配が濃厚になってきた。
秦容は”古いものは、終らせる。”と考えている。
その古いものとは、国家の形なのかもしれない。
民衆の生活を圧迫する帝政、官僚組織。
しかしそれは突き詰めると、軍隊も重荷となりうるわけで、その辺をどう処理していくのか。
”宋を倒す革命の小説だった『水滸伝』。国家を建設する小説だった「楊令伝」。そして、『岳飛伝』は登場人物たち、それぞれの人生を照らし出す小説。”
解説・吉田伸子の文章に、しみじみその通りだなあと思い返す。
登場人物の人生を照らし出す『岳飛伝』でここ最近一番輝いていたのが李俊。
もう、こんなに格好いいじーさん絶対いないって!
”このうえなく、面白かった”
人生をそう振り返ることができたら、それは最高に幸せじゃないか。

