ぶり料理といえば、何?
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一番食べたいぶり料理は、ぶりの漬け丼。
新鮮なぶりが安く売ってた時、魚屋のおかみさんが「おいしいから作ってごらん!」と教えてくれました。
いや、本当に美味しかった。
ぶりの刺身を、しょうゆ、みりん、酒で作った漬け汁に2時間ばかし漬け込んで、ご飯に乗っけて食べればいいだけ。
とっても簡単。
大事なのはその漬け汁に、おろした生姜をこれでもかっていうくらい入れること。
生姜のおかげでぶりの脂がくどくなくなり、ゴマや紫蘇や海苔をぱらぱらかけてわしわし食べたら、もう最高。
今一人暮らしなので、なかなか一人用のどんぶり飯をつくる気にならず、いつか10さんと暮らす日が来たら、お子ちゃま用どんぶりでわしっと食べようと思っています。
ああ、考えるだけで、よだれがじるる…。( ̄¬ ̄)
本日の読書:東京會館とわたし 上 旧館 辻村深月
![]() | 東京會舘とわたし(上)旧館 1,620円 Amazon |
Amazonより
『海外ヴァイオリニストのコンサート、灯火管制下の結婚式、未知のカクテルを編み出すバーテンダー…“會舘の人々”が織り成すドラマが、読者の心に灯をともす。大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。“建物の記憶”が今、甦る。激動の時代を生きた人々を描く。直木賞作家の傑作長編小説! 』
目次
・クライスラーの演奏会 大正十二年五月四日
・最後のお客様 昭和十五年十一月三十日
・灯火管制の下で 昭和十九年五月二十日
・グッドモーニング、フィズ 昭和二十四年四月十七日
・しあわせな味の記憶 昭和三十九年十二月二十日
皇居の前という東京の一等地に、庶民のための社交場として建てられた東京會館。
そこを舞台にした連作短編のような、長編小説。
不勉強なのでどこまでが事実でどこからが創作なのかはわからないが、羨ましかったのは、そこで働く人たちが、自分たちの仕事に、そして職場にとても誇りを持っていたこと。
関東大震災で、建物自体は倒壊を免れたものの、建物の内側が大きく損壊し、休館を余儀なくされたこと。(復旧の見通しはなかなか立たなかった)
戦争中は大政翼賛会の事務所として、戦後はGHQの社交場として接収されたこと。
必ずしも順風満帆ではなかった東京會館の中で、自分のできる精いっぱいの仕事をし続けてきた人たちがいるから、この場所は愛され続けてきたのだろう。
庶民の社交場と言ったって、今の世の中ですらどのくらいの人が社交のためにレストランで食事を、本場のフランス料理を味わうだろうか。
ましてや大正時代に。
でも今でもそこはやっぱり特別な時の食事の場なのだ。(芥川賞や直木賞の受賞パーティの会場でもある)
「しあわせな味の記憶」は、フランス料理を食べたことのない妻や子に、お父さんがフランスの味をお土産に持ち帰られるようにと、製菓部長が絶対に質を落とさないように手間暇かけて開発したお菓子の物語。
読後調べてみたら、パピヨンというチーズパイは今は販売していないようだけど、プティフールとガトーアナナは今でも販売されている。
いつか、母にそれを食べさせてあげよう。
そして東京會館の話をしてみたい、と思った。


