
三連休はカレーを作って、家に引きこもってマンガを読む予定だったの。
ピリ辛?いえいえ、そこそこの辛いやつを。
三連休の初日に大掃除をして、年賀状を書いて、カレーを作る。
二日目は三度の食事をカレーにして、あとはひたすらマンガを読む。
三日目は今年最後の図書館詣で&帰省準備。
の予定だったのですが、22日が休みだからと、娘が21日から泊まりに来る。
え?
大掃除は?…そんなに汚くないから、まあいいか。
年賀状は?…そんなに枚数ないから、まあいいか。
カレーは?…ここはやっぱり、ちょっと早めのクリスマス料理にシフトチェンジ。
鶏肉焼いて柚子胡椒のソースでも付けて食べれば、まあピリ辛になるのではないかしら。
で、マンガは?
マンガを読む時間はあるのかしら?
大事なのはそこなのよ!
本日の読書:山賊のむすめローニャ アストリッド・リンドグレーン
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Amazonより
『落雷でまっぷたつになった古城に,2組の山賊たちが住んでいた.片方の首領にはひとり娘のローニャがおり,もう一方にはひとり息子のビルクがいた.親も山賊たちもいつも反目し争っていたが,子どもたちは兄妹のように仲よくなった.やがて2人は家出をして….北国の自然を背景に親と子,少年と少女の愛情を描いた物語。』
こんなに父親に溺愛されて、母親にいつくしまれて、仲間の山賊たちに可愛がられて育った子どもがいるだろうか。
でも、子どもには友達が必要なの。
ローニャに初めてできた、そして唯一の友達が、ローニャの父マッティスが率いる山賊団と敵対する山賊団の頭・ボルカの一人息子ビルク。
当然二人が仲良くすることは許されない。
だけど、だから、二人は家出する。
一緒にクマの洞穴で暮らして、存分に二人で遊ぶため。
いえいえ、遊ぶ前に生活をしなければなりません。
家から持ち出した小麦や塩、ナイフや斧などを使って、必要なものを自分たちで作りだすのもまた楽しい。
大きな鮭を釣りあげたら、何日分ものおかずになる。
水汲みに行っては、野生の馬に乗り、馬の乳を分けてもらう。
しかし楽しいばかりじゃないんだなあ。
彼らの住む森には、ずんぐり小人や暗がりトロルや灰色小人たちもすんでいる。
恐怖心に付け込んで悪さをする彼らの中でも最凶最悪なのが鳥女たち。
鋭い爪で体を引き裂かれるか、連れ去って一生奴隷としてこき使われるか。
二人は時に喧嘩もするけれど、基本的にはとても仲良くやっていた。
けれどローニャは時々悲しくなる。
親を思い出して。
ビルクは決めていた。
冬になったらローニャを親のところに返そう。
そして寒い冬には、自分一人で生き延びられるまで生きていこう。
恋愛小説のような二人の子どもたちの友情物語。
二人の真剣な思いと変わりゆく世の中が、二人の親を変えていく。
親と同じ人生を歩まなくてもいいのだと。
楽しくて切なくて、やっぱり楽しいリンドグレーンの世界。
娘溺愛の山賊の頭も実にいい。
ああ、面白かった。

