【くるみ割り人形と秘密の王国】
解説
チャイコフスキーのバレエで広く知られる「くるみ割り人形」を、ディズニーが実写映画化。監督は「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレムと、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」のジョー・ジョンストンが務め、くるみ割り人形に導かれて不思議な世界に迷い込んだ少女の冒険を壮大なスケールで描き出す。愛する母を亡くし心を閉ざした少女クララは、クリスマスイブの夜にくるみ割り人形に導かれ、誰も知らない秘密の王国に迷い込む。「花の国」「雪の国」「お菓子の国」「第4の国」という4つの王国からなるその世界でプリンセスと呼ばれ戸惑うクララだったが、やがて「第4の国」の反乱によって起きた戦いに巻き込まれていく。「インターステラー」のマッケンジー・フォイが主演。キーラ・ナイトレイ、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレンら豪華キャストが脇を固める。さらにバレエ界からも、ミスティ・コープランドやセルゲイ・ポルーニンといったトップダンサーたちが参加した。(映画.com)


実はとっくに観に行っていたのですけど、何と感想を書いてよいやら迷っておりました。
一言で言うと面白くなかったので。

なので、ここから先は悪口OKの方だけご覧ください。
前売り券を握りしめて鑑賞を楽しみにしている人は絶対絶対読まないでね。


まず最初に、映像がとてもきれいです。
引きの映像も美しいですし、細かな細工も実に丁寧に作られています。

だから、ピクチャー絵本にしてくれたらよかったのに…。



この先一つもほめませんよ。
いいですか?


まず、演出に新味がない。
こういうシーンではこういう音楽、ああいうシーンはあんなアングル。
観ていて「やっぱりね」感で溺れそうでした。
「日本の戦隊ものだってもっとエンターテインメントだよ」
「これってヤッターマン?」
「このシチュエーションは、宮崎駿のパクリですか?」等々。

あと、せっかくのチャイコフスキーの音楽もバレエも、全く活かされていない。
取ってつけたのがありあり。
もっとうまくストーリーに組み入れることができなかったのか。
バレエは踊りの技術を見せつけるものではなく、物語を踊りで表現するものなのだから、ストーリーから分離したバレエのシーンには本当にがっかりしました。
いえ、バレエは良かったんですよ。それだけにね。

ストーリーの薄っぺらさ。
せっかく4つの国があるのに、花の国と雪の国の存在感のなさ。
結末のあっけなさ。(もうひとひねりあるのではないかとエンディングロールを見ていたのに、何もなかったね)

主人公がリケジョだったのが目新しいと言ったらそうですか。
なんかせっかくの映像美が活かされなさ過ぎて悔しかったの。


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【ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生】
解説
大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から続く物語。アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。前作に続きデビッド・イェーツ監督がメガホンをとり、ニュート役の主演エディ・レッドメインほかメインキャストが続投。若き日のダンブルドア役をジュード・ロウが演じる。(映画.com)

「新しい登場人物がたくさん出てくるから、予習してから観に行った方がいいかもしれないよ」と娘に言われていたのに予習して行かなかったのですが、全然OK。
面白かったです。

確かに展開が早くて人間関係も複雑ですが、基本的には魔法使いの純血主義者対それぞれの世界を侵さないで存在すべきとする魔法省との戦いなので、基本はシンプルです。
主人公のニュートはどちらにも与しない立場をとっているので、どちらにも近寄れないはずなのですが、もちろんいつの間にか巻き込まれてしまいます。

ダンブルドアとグリンデルバルドは直接戦うことができないので(そういうことになっている)、ダンブルドアの代わりにニュートが、グリンデルバルドの代わりにクリーデンスが戦うことになるので、双方がクリーデンスを探して追いかけるのがメインの話。

それとは別に、前作でチームを組んだ(?)ニュートとティナ、ジェイコブとクイニ―という二組の男女が今回はすれ違いばっかりで…。
特にクイニ―が…。

次も絶対観ないわけにはいかないエンディングでした。
そのへんはうまいなあと思います。
ただ、グリンデルバルドが「魔法使いは人間を奴隷にすればいい」と言っていましたが、別にわざわざ奴隷を使わなくても、魔法を使えるんだからいいじゃんと思いました。

本家のハリー・ポッター・シリーズでは、魔法は勉強して手に入れる能力なので、人間の子どもでも努力すれば何とかなるのですが、このシリーズでは大人しか出てこないせいか、人間と魔法使いが同列の存在であるという根拠がちょっと弱いと思います。
どう見ても魔法使いのほうが優位の存在ですもの。

あとは魔法動物とニュートの関係。
まるでムツゴロウさんのように(最近で言うと相河先生のように)動物たちと接するニュートを見ているだけで満足です。
いや、河童には一言いいたいけどね。


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