
起きる時間から逆算すると、9時半には寝なくちゃならない。
ということは、8時半にはお風呂に入らなくてはならない。
お風呂にお湯をためている間は台所のお湯が使えないから、8時までには晩ご飯の後片付けを終えていなければならない。
つまり、7時には食べ始めていたいところである。
晩ご飯を作っている時間がない。
というのは些細な問題で、7時に食べて9時半に寝るというのがよろしくないよね。
晩ご飯を未消化のまま寝るのは、いかにも体に悪そうだもの。
8時間寝て吉を得た挙句に体を壊すか、吉をあきらめて晩ご飯が消化できたころに寝るか…。
難しい選択だなあ。
さあ、そろそろ寝る準備するか。
本日の読書:ウェルギリウス『アエネーイス』 神話が語るヨーロッパ世界の原点 書物誕生 新しい古典入門 小川正廣
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Amazonより
『みずからの激動の時代体験をとおして人間と社会の問題を深く掘り下げ、知的苦闘の中から作品を生み出したウェルギリウス。このラテン文学最大の詩人が後世にあたえた影響ははかりしれない。彼の遺した大叙事詩『アエネーイス』により「ヨーロッパ」という概念は初めて創られ、またダンテ『神曲』においては主人公を冥界に導く人々としても描かれた。『アエネーイス』は、民族や人種を超え、個人が相互の理解と尊重により結びつけられる社会を創るという理想と、その実現のための大きな苦難を、ローマ建国の英雄アエネーアスに体現させて謳いあげた作品である。ここに込められた詩人の未来へのまなざしは、今なお英雄と同じ苦悩を背負って生きる人類への励ましでもある。』
間違えた!
ウェルギリウスの書いた『アエネーイス』を読みたかったのに、ウェルギリウスの書いた『アエネーイス』についてを書いた本を読んでしまった。
ウェルギリウスとは、『神曲』でダンテを天国の手前まで案内した詩人である。
天国へは行けない。
なぜならキリスト教ができる前に死んでしまったので。
天国へ行けるのはキリスト教に帰依した人だけなのである。
で、天国に行けないウェルギリウスは、一体どんな作品を歴史に残したのか。
それを読みたかったのだけど…。
第一部は、西洋の歴史におけるウェルギリウスの立ち位置と言いますか、ローマ人というのは、ヨーロッパの人たちの精神的支柱なのですな。
だから、ダンテはクリスチャンではないウェルギリウスに最大の敬意を払う。
そして、これほどに偉大な詩人が、悪行など行うこともなかった詩人が、死んだ後にできた宗教によって断罪される。
この厳しさが、一神教なのだと思う。
第二部は作品の解説。
全然知らなかったのだけど、『アエネーイス』って、トロイア戦争で敗れたトロイ側の英雄の運命を詠った叙事詩だったのだ。
ギリシャがトロイを攻めたことを詠ったのが『オデュッセイア』、そしてそこで敗れて逃げ落ちるトロイの人々を詠ったのが『アエネーイス』
ギリシャ人が書いた『オデュッセイア』、ローマ人が書いた『アエネーイス』。
なぜ、ローマ人がそれを?
それはトロイから逃れた人たちがイタリアに流れ着いて、ローマ人の先祖になったから、だそうです。
土着のイタリア人と戦ったトロイ人。
ローマを征服した目的は、平和。
今後長く平和な国をつくるために。
というのは、多分後付けの解釈。
ウェルギリウスは、ローマがまだ平和な時代を謳歌する前に死んだ。
『アエネーイス』が未完のまま。
それでもヨーロッパの人たちはこの作品を愛し、精神の真ん中にローマ人を抱え続けている、ということがよく分かった。

