ハナミズキの赤い実。
北海道で赤い実と言えばナナカマドなのだけど。
ところ変われば…ですね。

毎週母に写真をプリントしたはがきを送るようになって、木や花に目がいきます。
たまには父が喜びそうな写真を撮ってみたいのですが、なかなか…。
父が好きなもの→歴史

歴史を感じさせる写真…ハードル高いわ。


本日の読書:密約 物書同心居眠り紋蔵 佐藤雅美



Amazonより
『仕事中でも、つい居眠りをしてしまう奇病をもつ藤木紋蔵は、鬢に白いものが混ざり始めた中年の同心。十五の歳に、南町奉行所に見習い採用されておよそ三十年が経つ。奇病のため外に出すと世間に恥をさらす、というので内勤の例繰方に配属された。俸禄は三十三俵二人扶持。家族は妻の里に紋太郎、紋次郎、稲、麦、妙の二男三女。生活は大変で、表通りに面した地面を人に貸し、さらに夫婦揃って内職に精をだしている。紋太郎を婿養子にやり、稲を嫁に出したので、家族は五人になった。紋蔵はこの奇病ゆえに、人生の真実が見え、「窓際族」ながら様々な事件に関わり、解決していく。』

目次
・貰いっ子
・へのへのもへじ
・女軍師
・盗っ人宿の置き手紙
・お民の復讐
・夜鷹の自訴
・漆黒の闇
・黒幕の黒幕

5人の子どものうち上の二人が独立して、少し寂しくなった紋蔵の家族。
そこへ転がり込んできた文吉という少年。

父一人子一人のその父が遠島ということになり、父が流されていく姿を見送っても平然としていた文吉が、そのあと一人で海を見ながら泣いていたシーンにほろり。
まだ8歳。
そんな文吉が自分で見つけた自分の居場所が紋蔵の家。
したたかで切ない。

若い女性とうまいことやりたい気持ちがないわけではないけれど、いざとなれば奥さんの顔が浮かんでうまいことできない不器用な紋蔵だけど、父の死の真相を追求し、ついに敵を見つけ出したのだが…。

ああ、世の中っていかんともし難いことのなんと多いことか。


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