最近イワシ食べた?

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食べたような気がするけど、いつだったか…というくらい前に食べました。

イワシは好きな魚ですが、一人暮らしだとなかなか食べられません。
だって1パックに入っていいる数が多いんですもの。

脂ののったイワシは、小さいとはいえあまり多くは食べられません。
胸やけがしちゃうお年頃です。

じゃあ、残った分は冷凍しておけばいいじゃない、とお思いでしょうが、我が家の冷蔵庫の、冷凍室の小ささをなめてはいけない。
そしていまひとつ信用できない。

室温と冷凍室の温度差があるせいか、アイスのふたの内側に氷がついていたりします。
つまり日々、溶けたり凍ったりしているらしい。

だからイワシを冷凍する気にはなれないよねえ。
イワシ、食べたいなあ。


本日の読書:昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉



カバー裏より
『7年前、25歳で死んでしまった一樹。残された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。本屋大賞第二位&山本周五郎賞にもノミネートされた、人気夫婦脚本家による初の小説。書き下ろし短編「ひっつき虫」収録!』

目次
・ムムム
・パワースポット
・山ガール
・虎尾
・魔法のカード
・夕子
・男子会
・一樹
・ひっつき虫

最初の作品「ムムム」を読んで、設定ありきの、受け狙いの作品ではないかと疑った。
夫という核がない、妻と義理の父の二人暮らし。
妻はまだ若く28歳。しかも夫が亡くなったのは7年前。
妻は義理の父をギフと呼ぶ。

いや、ないな。
最近でこそドラマ人気で義母という言葉がはやっているけど、義父って言葉は法律用語っていうか、少なくとも口語ではない。
「お義父(とう)さん」という表記はあっても、「ギフ」っていう呼びかけは、ない。
実の親にも「父」とか「母」って呼びかけないのに、「義父」とか「義母」って呼びかけられないでしょ、嫁の立場では。
ドラマで「ギボ」って呼びかけていたのかは知らないけど。

そして、その二人が話題にしているのが、隣の家に住む女性。
飛行機の客室乗務員をしていたのだが、突然笑顔を作ることができなくなり退社。実家に帰ってきた。
いつも眉間にしわを寄せているような顔をしているから「ムムム」

二人のうちのどちらがご近所からそのような情報を得たのか知らないけど、「ムムム」ってあだ名はちょっとひどいと思った。
晩ご飯など食べながら「今日、ムムムがさあ…」って、私だったら言われたくない。
ましてや病気で笑顔が出ない状況でそんなこと言われたら、これはかなり辛い。
お隣さんに対するあだ名にしては、辛辣すぎないか?
確かに「ムムム」というあだ名はキャッチ―であるかもしれないけれど。

と、割と厳しめの感想を持ちながら読んでいたのだけど、読み進めるうちに少しずつ作品も、私の気持ちもほぐれていったように思う。
それを強く感じたのは、一樹の母を書いた「夕子」

多分私よりほんのちょっと上の世代の彼女の、事務の仕事の変遷。
仕事が専門性から汎用性と変わるに伴い薄れていく責任感。
「会社も仕事も好きだけど、この先の会社はあまり好きにはなれないかもしれない」と言った先輩の加藤さんの言葉。

幼いころから人の死を敏感に感じてしまい、人と親しく付き合うことが苦手だった夕子に加藤さんは言ったのだった。
「世の中、あなたが思っているほど怖くないよ。大丈夫」

この短編集に出てくるのはみんな、生きることに不器用な人たち。
損得を考えないわけではない。
損得を考えるけれど、行動のもとになるのが「損得ではない何か」なので、結果いつも損をしてしまう。
はたからは能天気と見られているかもしれないけれど、それなりに結構傷つく。
そんな彼らにも言ってあげたい。
「世の中、あなたが思っているほど怖くないよ、大丈夫」

好きなのはテツコの彼、岩井さん。
優しくて、鈍感で、繊細で、小心で、要はとらえどころのない男。
頼りがいはないけれど、彼となら一生を共にしてもいいかも。

結局読み終わったときには、とても心が洗われたようにすっきりしたのでありました。

解説を読むと、やはり「ムムム」を書いているときは相当キツかったらしい。
やはり設定にしばられすぎちゃったんじゃないかな。
器に合わせてキャラクターを作らねばならなくて。
その後の短編はキャラクターが物語を編んでいったように思う。
一作だけ読んで結論を出さなくてよかった。


ペタしてね
都内出張だった今日。
ちょっとトラブルがあって大変ではあったけど、昨日残業の後、最寄り駅まで40~50分ほど歩いて駅に行って疲れてたんだけど。
夕方5時過ぎに家に帰り、ちょっとのつもりで仮眠をとったら、目覚めて10時という…。
これ、本気寝じゃね?