東京の空は明るいので、星を10個数えるのは難しい。
週末に星のきれいな郊外に行くということも考えましたが(嘘)、週末はまたまた台風が来るんですってね、奥さん。

静岡県西部はまだ停電が続いているようですが、静岡市に住む次男のところも一時停電と断水になったそうです。
娘のアパートは外壁がはがれたらしいし、今はもう、日本中どこに住んでいても安心ということはありませんから、週末の台風にも、皆様お気を付けくださいね。

安心ではないと言えば、大阪の逃走犯が捕まったのは、昨年娘が住んでいた市でした。
びっくりしたわ~。
こういう時、娘を一人暮らしさせていることが不安になります。
とはいえ、どうすることもできないんですけどね。



星は見られそうにないけれど、月は見れる。
昨日は雲に隠れてよく分からんかった月ですが、今朝は雲一つない青空にちんまりと写っています。


本日の読書:手のひらの京 綿矢りさ

手のひらの京手のひらの京
1,512円
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Amazonより
『なんて小さな都だろう。
私はここが好きだけど、いつか旅立つときが来る――。

奥沢家三姉妹の日常に彩られた、京都の春夏秋冬があざやかに息づく、綿矢版『細雪』

おっとりした長女・綾香は31歳、次第につのる結婚へのあせり。一方、子供の頃からモテて、恋愛に生きる次女・羽依は入社早々、職場で人気の上司と恋仲に。大学院で研究に没頭するリケジョの三女・凜は自ら人生を切り拓くべく、いずれ京都を出ようとひとり心に決めていた。生まれ育った土地、家族への尽きせぬ思い。かけがえのない日常に宿るしあわせ。人生に、恋に悩みながらもまっすぐ生きる三姉妹の成長と旅立ちの物語。 』

京都の姉妹の物語は、どうしても「細雪」と比べられてしまうけれど、この物語はそんな気負いもなく、東京以外の地方に住む3姉妹ならあり得るだろう屈託や不安、希望や喜びが素直に描かれている。

大好きな故郷ではあるけれど、このままこの街に埋もれて一生を終えてしまうかもしれない不安に怯える三女の凛。
地元の不満をその都度小出しに表明することでガス抜きをして、なんだかんだと地元好きな次女の羽依。
故郷の良いところも悪いところもそのまま受け入れ、自然に故郷で生きていく長女の綾香。

京都という町に対するぞれぞれの思いは、個人差であるかもしれないけれど、一人の人間の年齢的故郷感のようにも思える。

私は3人姉弟の一番上だけど、一番共感できたのは末っ子の凛だ。
私も家から出たいとずっと思っていた。
結婚するまでそれは敵わなかったけれど、本当は進学して札幌じゃない街で暮らしたかった。
そうじゃないと一生親の目の届くところにいて、このまま朽ち果てるんじゃないかと怖かった。時もあった。

今から思うとなんでそこまで思い詰めていたのかわからないけど、家にいるのは楽な半面、窮屈でしょうがなかった。

凜がいつか京都に戻る時が来るのか、それとも故郷への思いを吹っ切って東京に根差すのかはわからないけれど、一度親の反対をも覚悟しながら決めたことなのだから、それはドロドロねばりつくような後悔にはならないだろうと思う。


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