久しぶりにお休みをいただいて、次男と「名探偵コナン 科学捜査展」に行ってきました。
いい年をした母子が、年休取っていくとこ?と言われそうですが。
数年前、「相棒展」にも行った二人。
こういうのが好きなんです。

コナン&蘭コースと、コナン&安室コースがあります。
比較的難しい安室コースを選んで、捜査開始。
とはいっても、展示は同じです。
同じ現場を見て蘭コースは無実の証明、安室は犯人を特定しなければなりません。

壁にはこんなサインも…。

まあ、基本的には子どもも楽しめる企画イベントなので、真相は割と早い段階にわかります。
だから、その世界をみっちりねっちり楽しむのが上々。

お土産にクッキーを買ってきました。

科学未来館の売店も楽しくて、気がつけば夕方。
急がないと新橋で、帰宅ラッシュに巻き込まれてしまう。
というわけで、人混み苦手な母子二人は、そそくさとお台場を後にしたのでした。
本日の読書:ボロゴーヴはミムジイ 伊藤典夫翻訳SF傑作選 ルイス・パジェット他
カバー裏より
『未来人がタイム・マシンのテスト用に過去へと送った、いらなくなったおもちゃ箱。それを偶然手にした兄妹の身に起こったこととは……ルイス・パジェットの幻の名作である表題作をはじめ、SF界の大御所ポールの初期の代表作「虚栄の街」、異星からの恐るべき侵略を描くブラナーの「思考の谺(こだま)」など、SF界きっての目利き伊藤典夫が惚れこみ翻訳した傑作の中から、SF評論の第一人者高橋良平が厳選した7中短編を収録』
目次
・ボロゴーヴはミムジイ ルイス・パジェット
・子どもの部屋 レイモンド・F・ジョーンズ
・虚栄の街 フレデリック・ポール
・ハッピー・エンド ヘンリー・カットナー
・若くならない男 フリッツ・ライバー
・旅人の憩い デイヴィッド・I・マッスン
・思考の谺(こだま) ジョン・ブラナー
学生の頃、長編よりもひねりのきいた短編小説が好きでした。
ことにSFの。
設定が奇抜で、なおかつオチが意表をついたもの。
当りまえの日常が、少しずつ意外な結末へとスライドしていくもの。
この作品集は、ちょうど私がそんなSFを好んで読んでいたころに「名作」の評価が高かった作品を集めたもの。
科学の進歩は当たり前として、その先は明らかなバラ色ではなく、かといって全くのディストピアでもない、今とつながっているような別世界。
ああ、こういうのが好きだったんだよなあ、と夢中で読む。
『ボロゴーヴはミムジイ』と『子どもの部屋』は、大人と違って柔軟に変化を受け入れる子どもと、取り残され、見送るしかない大人の対比が、この年になって読むと身につまされるものがある。
多分高校生の時に読んでいたら、今のようには感じなかったと思う。
『虚栄の街』は、すごく好きな設定。
多分小学生の頃に読んで、タイトルも作者も忘れてしまったのに内容だけは覚えている小説に雰囲気が似ているから。
町に、町の人たちに感じる違和。不穏。
何かが起こっているのに、それが何かわからない不安。
そして、ようやくたどり着いた真相が!
設定は好きだったけど、やっぱり子どもの頃に受けた衝撃には及ばなかった。残念。
『思考の谺』は、一番長い作品で、一番ハラハラドキドキの展開だった。
SFであり、ミステリでもある作品。
主人公の女性は、社会の底辺で、不安にさいなまれながら、人目を避けながら暮らしている。
なぜ?わからない。記憶がない。
いや、記憶があるのだけれど、そんな記憶はありえない。
アパートの大家夫婦がとてもうさんくさくて、いったい彼女に何が起きたのか、今何が起こっているのかがすごく気になって。
途中、彼女を救うことになった青年がピンチに陥った時などは、こちらの心臓も止まるかと思い、最後の奇想天外な結末に古き良きSFを感じた。
最近はなかなかSFらしいSFを読むことが少なくなったけど、やっぱり好きだなあSF。
頭も心も揉みほぐされて柔らかくなったような気がする。

BGMはB’s『ultra soul』でした。
私にとってこの曲は、岡本くんの後ろから現れる髙木くんの曲だなあ。
岡本くんを輝かせるために、「正解はわからないけど、一緒に考えることはできるよ」なんて言って、ふたりですべってた。
ああ、何度思い出しても微笑ましくて笑える。
いい年をした母子が、年休取っていくとこ?と言われそうですが。
数年前、「相棒展」にも行った二人。
こういうのが好きなんです。

コナン&蘭コースと、コナン&安室コースがあります。
比較的難しい安室コースを選んで、捜査開始。
とはいっても、展示は同じです。
同じ現場を見て蘭コースは無実の証明、安室は犯人を特定しなければなりません。

壁にはこんなサインも…。

まあ、基本的には子どもも楽しめる企画イベントなので、真相は割と早い段階にわかります。
だから、その世界をみっちりねっちり楽しむのが上々。

お土産にクッキーを買ってきました。

科学未来館の売店も楽しくて、気がつけば夕方。
急がないと新橋で、帰宅ラッシュに巻き込まれてしまう。
というわけで、人混み苦手な母子二人は、そそくさとお台場を後にしたのでした。
本日の読書:ボロゴーヴはミムジイ 伊藤典夫翻訳SF傑作選 ルイス・パジェット他
![]() | 伊藤典夫翻訳SF傑作選 ボロゴーヴはミムジイ (ハヤカワ文庫SF) 1,058円 Amazon |
カバー裏より
『未来人がタイム・マシンのテスト用に過去へと送った、いらなくなったおもちゃ箱。それを偶然手にした兄妹の身に起こったこととは……ルイス・パジェットの幻の名作である表題作をはじめ、SF界の大御所ポールの初期の代表作「虚栄の街」、異星からの恐るべき侵略を描くブラナーの「思考の谺(こだま)」など、SF界きっての目利き伊藤典夫が惚れこみ翻訳した傑作の中から、SF評論の第一人者高橋良平が厳選した7中短編を収録』
目次
・ボロゴーヴはミムジイ ルイス・パジェット
・子どもの部屋 レイモンド・F・ジョーンズ
・虚栄の街 フレデリック・ポール
・ハッピー・エンド ヘンリー・カットナー
・若くならない男 フリッツ・ライバー
・旅人の憩い デイヴィッド・I・マッスン
・思考の谺(こだま) ジョン・ブラナー
学生の頃、長編よりもひねりのきいた短編小説が好きでした。
ことにSFの。
設定が奇抜で、なおかつオチが意表をついたもの。
当りまえの日常が、少しずつ意外な結末へとスライドしていくもの。
この作品集は、ちょうど私がそんなSFを好んで読んでいたころに「名作」の評価が高かった作品を集めたもの。
科学の進歩は当たり前として、その先は明らかなバラ色ではなく、かといって全くのディストピアでもない、今とつながっているような別世界。
ああ、こういうのが好きだったんだよなあ、と夢中で読む。
『ボロゴーヴはミムジイ』と『子どもの部屋』は、大人と違って柔軟に変化を受け入れる子どもと、取り残され、見送るしかない大人の対比が、この年になって読むと身につまされるものがある。
多分高校生の時に読んでいたら、今のようには感じなかったと思う。
『虚栄の街』は、すごく好きな設定。
多分小学生の頃に読んで、タイトルも作者も忘れてしまったのに内容だけは覚えている小説に雰囲気が似ているから。
町に、町の人たちに感じる違和。不穏。
何かが起こっているのに、それが何かわからない不安。
そして、ようやくたどり着いた真相が!
設定は好きだったけど、やっぱり子どもの頃に受けた衝撃には及ばなかった。残念。
『思考の谺』は、一番長い作品で、一番ハラハラドキドキの展開だった。
SFであり、ミステリでもある作品。
主人公の女性は、社会の底辺で、不安にさいなまれながら、人目を避けながら暮らしている。
なぜ?わからない。記憶がない。
いや、記憶があるのだけれど、そんな記憶はありえない。
アパートの大家夫婦がとてもうさんくさくて、いったい彼女に何が起きたのか、今何が起こっているのかがすごく気になって。
途中、彼女を救うことになった青年がピンチに陥った時などは、こちらの心臓も止まるかと思い、最後の奇想天外な結末に古き良きSFを感じた。
最近はなかなかSFらしいSFを読むことが少なくなったけど、やっぱり好きだなあSF。
頭も心も揉みほぐされて柔らかくなったような気がする。

BGMはB’s『ultra soul』でした。
私にとってこの曲は、岡本くんの後ろから現れる髙木くんの曲だなあ。
岡本くんを輝かせるために、「正解はわからないけど、一緒に考えることはできるよ」なんて言って、ふたりですべってた。
ああ、何度思い出しても微笑ましくて笑える。
