どうもいかんです。
Windowsのアップデートをするたびに、ブログに不具合が出ます。
アメーバだけではなくて、ネット関係がいろいろと変になります。

ウィルスか!?
とどきどきしますが、ウィルスチェックをすると問題なしと出ます。

Wi-Fiの問題か!?
とびくびくしますが、スマホは問題なく使えています。

そこでようやくアップデートか…と思い至り、一度アップデート前の状態に戻してから、ひとつずつアップデートし直します。
どうも自動アップデートがよろしくないようなのですが、なぜよろしくないのかがわかりません。

このパソコン、使い始めてそろそろ丸9年。
いい加減買い替え時なのかなあ。
それともパソコンの古さと不具合は無関係なのだろうか。
これ、毎月悩まなくちゃダメ?
めんどくさいなあ。
やれやれ。ヽ(●´Д`●)ノ


本日の読書:籠の鸚鵡 辻原登

籠の鸚鵡籠の鸚鵡
1,728円
Amazon



Amazonより
『欲望と殺意の果てに現れる、むき出しの人間の姿。迫真のクライム・ノヴェル。ヤクザ、ホステス、不動産業者、町役場の出納室長。欲望と思惑は複雑に絡み合い、互いを取り返しのつかない地点へと追い詰める。情事と裏切り、そして二つの巧妙な殺人の後、彼らの目に映った世界とは? 八〇年代半ば、バブル期の和歌山を舞台に、怒濤のスリルと静謐な思索が交錯する。著者の新たな到達点を示す傑作長篇。』

タイトルは『籠の鸚鵡』。『籠の鳥』ではない。

ヒロインのカヨ子は、スナックを経営している。
夫と別れたのは嫌いになったからではない。
彼女を気に入ったやくざが、高齢者を騙して土地を取り上げた夫を脅し、無理やり離婚させられたのだ。

しかし彼女は、特に不満もなくやくざである峯尾と付き合い、彼の目を盗んで元夫の紙谷とも関係を続けている。
カヨ子には自分というものがあまりなく、強く求められれば簡単に相手になびくところがある。

そんな時、和歌山のとある町の出納室長・梶がカヨ子に魅かれ、関係を持ってしまう。
それを知った峯尾は証拠を手にして梶を脅し、大金を得ることを考える。
峯尾に言われカヨ子は梶を誘惑するのだが、彼女の書く手紙がみだらでバカっぽいのである。
きちんとした手紙のマナーを守って書いているのだが、内容が内容だけに絶妙にバカっぽい。ここが上手い。
基本に忠実でありながら中身のないカヨ子という女性を、この手紙が見事に表現している。

バブル期の和歌山で、実際に起こった出来事をモチーフにしながら、鸚鵡のように他人の生きざまを受け入れてなぞるカヨ子を、『籠の鸚鵡』というタイトルで表しているのだと思った。

最後まで読んで、『籠の鸚鵡』はカヨ子のことだけではないことに気づく。
この辺の構成が上手い。
というか、何気ない描写が、のちになって作中人物の人となりを表していたということが多くあり、ひとりひとりの人物に厚みと重さを与えている。
だから、人間のくずのような彼らに可笑しみをおぼえ、憎めなくなってしまう。
梶については、もう哀れとしか言いようがないけれど…。

それにしても、町の出納室長が、なんとうかつなことをと思わざるを得ない。
飲み屋に名刺をおいてくるなんて、普通のことなんでしょうか?

下手な人が書くと不愉快極まりない人物と出来事の連続が、結構心に刺さって、思わず瞑目して、手を合わせそうになってしまう。
「ナンマイダ、ナンマイダ」


ペタしてね
BGMは吉俣良『何も語らぬ人々』でした。
聞いたことある!と思ったら、ドラマ『きらきらひかる』のオープニングテーマでした。
深津絵里が好きで、DVDを観たなあ。