ノストロモ号事件唯一の生存者、二等航海士リプリーが眠るシャトルは57年の後にようやく発見されゲッタウェイ・ステーションに回収された。エイリアンの存在と危険性を会社に訴えるリプリーを驚愕の事実が襲う。今やアチェロンと名付けられたあの惑星LV426は数十家族が移り住み植民惑星となっていたのだ。そしてアチェロンからの連絡が途絶え、リプリーの危惧は現実のものとなった。宇宙海兵隊と共にアドバイザーとして宇宙船スラコ号に乗り込んだリプリーは再び悪夢の星へと旅立つのだが……。

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いつ、どこから現れるか分からないエイリアンにどきどきした前作と違って、大量に続々現れるエイリアン。

なんと57年後にようやく発見されて冷凍睡眠から覚めたリプリー。
エイリアンに襲われたトラウマは今も生々しいのに、冷凍睡眠の間に娘が生涯を終えていた。
いくら事情を説明してもだれにも信じてもらえず、航海士としての資格も剥奪される。

ひとり恐怖と戦いながら過ごすリプリーが、エイリアンを今度こそ退治するために再びあの惑星へ向かう。

退治するために招集された海兵隊のやつらが、まずもって緊張感に欠けている。
意外に生真面目な私は、こういう人たちが好きではない。
むしろ積極的に嫌いといってもいいくらい。

いくら大口叩いていても、かれらにエイリアンは倒せない。
ばーか!
なんて思って見ていたら、意外やエイリアンに直面してからは、さすがにプロの戦いっぷりを見せてくれた。
ゲスなのはかれらではなかったよ。(うすうすわかっていたけどね)

全滅したかと思われた惑星の住人の中で、ただ一人生き延びていた少女・ニュート。
リプリーは彼女を守るために、力を取り戻す。
何度も危ない目に合うけれど、諦めない。
少女を抱きかかえながら逃げるリプリーを見て、この少女からエイリアンが出てきたらどうしようと、ずっとどきどきしていました。

前作で合成人間に裏切られたリプリーは合成人間に対して敵意を隠さないけれど、そうか、これも伏線だったのか。

ホラー色は薄れたけれど(でも、映画館のように電気を消して観ることはできなかった)、サスペンスは健在で、時々息を止めながら観てた。そしてたまにびくっと跳ねた。
最後の最後まで気が抜けなくて、見ごたえがあった。
リプリーには幸せになってほしいなあ。


ペタしてね
BGMはGReeeeN『キセキ』でした。
いつ聴いても、いい曲だ。