少し古い話ですが、先月図書館に行った時に、こんな三つ折りのリーフレットがありました。


『敬老の日 読書のすすめ』とありますが、すすめているのは敬老の本ではありません。
サブタイトルに『心ゆたかに生涯読書』
ああ、なんかいいなあ。



読んでみたい本がどっさり。ほくほく。

でもね、元気で前向きなご老人の本ばかりですが、年を取っても若い人が出てくる本や、恋バナや、ヒリヒリする本を読みたい人だっていると思うの。
少し偏った選書だと思うわね。

と言いながら、読みたい本リストに何冊も追加してしまった私。
生涯なんでも読んでやろうと思うちょります。



本日の読書:タイムマシンをつくろう! ポール・デイヴィス

Amazonより
『アインシュタインからホーキングまでの現代物理学理論を駆使、もっとも現実的なタイムマシンのつくり方を考える。』

タイムマシンをつくろうと思ったら、やることはたったの4つ。
1.10兆度の超高温状態をつくる
2.超高温の塊を圧縮、さらに過熱する
  すると小さなワームホールができる
3.できた極小ワームホールを拡大する
4.ワームホールの出口と入口の間に時間差をつくる
これでタイムマシンが完成!

ね?簡単でしょ?
あとは問題点をひとつひとつ検証しながら、矛盾をつぶし、論理を整理していけばいいだけ。
論理さえしっかりしていれば、今ない技術は今後に期待すればいいのだから。

これはきわめて真面目な理論物理学の本なのである。
相対性理論も、シュヴァルツシルトの解も、宇宙斥力も、量子力学も、時間順序保護仮説も出てくるけれど、ちょっとしか難しくなくて、大変面白い。

“思考実験をおこなう目的は、理論のあらゆる論理的欠陥や矛盾を洗いだすことにある。(中略)だが、ほんとうに重要なのは、今や工学における進歩によって、多数の思考実験が実際の実験として行われるようになったことだろう。”

いつかきっとタイムマシンも。



ペタしてね
BGMはサンボマスター『週末ソウル』でした。
確かにサンボマスターの曲なのに、いつもより少し穏やかな。

明日から三連休ですが、土日は会議に出ることになりました。
しがらみと忖度の結果。
まあ、しょうがないわ。