
先週のたなくじは「モテ運・金運・ビジネス運のハットトリック」
で、今週が「金運・モテ運ともに上昇中」
公務員にとって、給料日以外に金運のいい日ってないのよ。
それが2週連続って…どれだけモテ運・金運押しなのかしら。
しかもあたる気配なし。
モテ運もね。
ところで今日は、午前中に九段下で会議のロジ(後方支援)、午後は新宿御苑で打ち合わせでした。
土曜日に渋谷に行けたので、今回の新宿御苑も楽勝!って、上司と一緒でしたけど。
で、打ち合わせも終わって現地解散。
「お疲れさまでした~」とまっすぐ帰る上司を見送り、意気揚々と向かったのはもちろん新宿御苑。
今日は月曜日。
新宿御苑、月曜日は休みでした。がっくし。
新宿御苑ってそもそも何?
公園じゃないの?
公演が月曜日休みって何?
頭の上をはてなマークがぐるぐるしながら駅に戻りました。
代わりと言ってはなんですが、新宿御苑そばの秋葉神社。

秋葉神社って、秋葉原にあるんじゃないんだ…。
まだまだ東京初心者ざます。
本日の読書:雷電本紀 飯嶋和一
Amazonより
『天明、寛政、化政期、彗星のごとく現われた馬ヅラの巨人が相撲をかえた。魔物のように相手に躍りかかり、全力で打ちのめす、その姿に、悪政と飢饉にあえぐ民は、自らの運命を託した―稀代の相撲人・雷電為右衛門の数奇な運命とその時代を、後援者・助五郎との交わりを軸に壮大な構想力と考証をもとにはじめて描破した書き下ろし長篇小説。』
しんどい読書になりました。
天明の大飢饉。
飢饉と流行り病に苦しむ庶民を、その圧倒的な強さと存在感で励ました相撲人・雷電為右衛門。
そして、そんな彼を支えたタニマチの鍵屋助五郎。
雷電は、身体が大きいだけではなく、膂力が強く、柔軟で、反応の速さにも秀でていた。
それだけではなく漢学の素養もあり、情に篤い人でもあった。
信濃の貧農の子として生まれた彼が、身体が大きいだけではない、このような魅力にあふれた相撲人になったのか。
それは書かれていない。
そこが読みたいじゃない?
熱心に読んだけど、書いてない。
子どもの頃は相撲なんて大嫌いだったけど、身体が大きいから相撲に駆り出されていた。
そこからポーンと相撲取りになっていて、いきなり圧倒的に強い。
子どもが相撲取りに抱き上げてもらうと、魔除けになって、病気などにも強い子になると言われ、雷電のまわりには子どもを連れた親が押し寄せる。
それを嫌がることなく、にこにこ抱き上げる姿は、鬼気迫る土俵上の姿とは別人のようである。
が、それ以上話が広がらないのだ。
せっかくの魅力的な人物なのに。
そればかりか、雷電のタニマチ(後援者)の鍵屋助五郎の波乱の人生のほうがよほどドラマチックである。
彼の物語部分は面白かったし読みやすかったが、如何せん主人公の雷電の物語がつまらん。
特に取組相手と決まり手が綿々と綴られているところは、本当に退屈でした。
なんか、滅茶苦茶江戸時代に詳しいおじいちゃんが、問わず語りに語っているのを聞いているみたい。
知りたいことは教えてくれない。
かと思えば、同じことを何度も言う。
時の流れも行ったり来たり。
庶民はみんな情に篤くて、侍は全員腐っている。
飯嶋和一の小説はみんなそうだけど、これは特に鼻についた。
本自体も誤字や誤植が多くて、読みにくく、難行苦行の読書でした。
ああ、しんどかった。

BGMは河島英五『少女たちよ』でした。