
酢を使った料理三品。
右手前は、なすと茗荷の煮びたし。
右の奥は、カブとたこときゅうりのピクルス。
左は鶏肉とアスパラのさっぱり煮。
なすと茗荷は間違いなし。
ちょっぴり酢を入れてみましたが、茗荷の方が強くておいしい。
ピクルスはちょい失敗。
酸っぱさにビビって、味が薄くなってしまった。
最初から濃い味付けにしたら、味が染みた時にすっぱすぎるのではないかと思って、酢をひかえ目にしたのよね。
味が薄かったのを反省して、残っている分には酢をちょっと足しました。
明日は美味しくなっているかな?
鶏肉とアスパラを酢と醤油で煮たもの。
火を通した後の酢加減が想像できなかったので、保険にハチミツも入れてみた。
甘じょっぱいみたらし団子のような味になりました。(酢はどうなった?)
それはそれで旨かったけどさあ、思ったのとちょっと違ってさっぱりにはならなかった。
家事としての料理は得意じゃないし、好きでもないけど、テーマを決めて料理を考えるのは結構好き。
娘と住んでいた頃は、次はこんな感じで作ってみようなんていろいろ考えて、ふたりで試行錯誤したのが結構楽しかった。
ピクルスは改良の余地あり。
あとはもう少し冒険したメニューを考えてもいいね。
しかし本当に、酸っぱいの苦手なので、失敗した時には悲惨です。
その辺の兼ね合いが難しいな。
あとは、このたび買ってしまったハチミツも、なんとかしなければ。
…甘いのも苦手なんだよ。
本日の読書:奇人横綱男女(みな)ノ川 川端要壽
Amazonより
『風に吹かれて三度笠、ヘンな横綱がいたもんだ。早稲田大学聴講生、ダットサン乗り、衆院選出馬、私立探偵、映画俳優…など、奇人横綱・男女ノ川の波瀾万丈で数奇な人生をたどる。』
戦前の横綱。
聞いたことない名前だけど、あの双葉山と同時代の横綱だったらしい。
自転車で国技館に通ったり、横綱と早稲田の聴講生を両立させたりと、エピソードはおもしろいんだろうけど、いかんせん文章が悪い。
ただ事実の羅列に終始して、エピソードから人物が立ち上がってくることがない。
力士を引退してからも、衆議院議員に立候補してみたり、私立探偵になったり、映画俳優になったり、保険の外交員になったり…。
なぜこんなに落ち着きがないのかというと、優柔不断で押しが弱いくせに、妙な野心を持っているからだと思う。
だから妻子に見捨てられ、ひとり老人ホームに暮らしているのを知った相撲関係者たちからの見舞金を、競艇で増やして一発逆転を狙うわけですな。
そして最後のレースで全てすってしまう。
それでもその後、住み込みで料亭の下足番として雇ってもらったりとか、どん底になる前に手をさしのべてくれる人がいるのは、人徳なんでしょうか。
彼の人柄の良さというのがあまり伝わらなかったのが、残念です。
