スイカに塩、かける?
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かけません。
最近若者の果物離れが進んでいるんだって。
そりゃあそうだよね。
果物、高いもん。
私が子どもの頃は、みかんだけじゃなくリンゴだって箱買いしていた。
メロンはプリンスメロン、桃は水蜜。
みかんだってリンゴだって、今ほど甘くはなかった。
だけど瑞々しい果物をふんだんに食べる機会は、今よりもずっとあった。
子どもたちが小さかった頃、すでに果物は結構お高くて。
子どもたちには果物を食べさせたい。
しかし大人は我慢しよう。
と、思ったのですが、10さんが「俺だって食べたい!」とごねるので、4名様には果物をさしあげて、私はひとくちほどご相伴にあずかってました。
今は、ひとりで好きなだけ果物を食べられる!はずでしたが、高くてなかなか手が出ません。
毎朝バナナは食べていますけど、メロンとかスイカとか1個買っても食べきれないし、カットしてあるのは割高だし。
桃や梨も、昨今はすごくお高いのよねえ。
思いきり果物食べたいなあ。
本日の読書:水滸伝 十四 爪牙の章 北方謙三
カバー裏より
『梁山泊は、威勝(いしょう)の田虎(でんこ)の叛乱が青蓮寺の策略だと看破した。近くの石梯山(せきていざん)に魯達(ろたつ)や鄒淵(すうえん)らを派遣し、切り崩しを図る。しかし、田虎に雇われた張清(ちょうせい)が、精強な傭兵部隊を率いて立ちはだかった。一方、官は梁山泊の完全殲滅を決意する。禁軍・地方軍・水軍あわせて20万の軍兵を投入してきた。兵力で圧倒的に劣る梁山泊に対し、空前の規模の攻撃がついに始まる。北方水滸、焦眉の十四巻。』
総力戦の一歩手前の巻。
総力戦になってしまえば、圧倒的に大きな軍事力を誇る官軍が有利になる。
その前に梁山泊はどれだけ力を蓄えられるか。
しかし、双頭山、流花寨、二竜山と、個別に大軍に取り囲まれ、味方を助けに行くことも、助けを求めることもできなくなる。
膠着状態が続く。
しかし、薄皮をはぐように少しずつ少しずつ、防御がはずされていく。
ここを抜かれると、一気に奥まで攻め込まれてしまう。
しかし、もう持ちこたえることはできないだろう。
そう思ったとき、燕順は300名の兵だけを残し、あとはそっと退却させた。
敵に気づかれないように、そっと。
そして、固く固く退路を断った。
「100日籠城しても食料は大丈夫だ!」
「おーっ!」
8日後、全ての防御を取り払い清風山を攻略した敵が見たものは、何重にもふさがれた二竜山への道筋だった。
燕順の覚悟。
それを遠くの寨から見届ける事しかできない秦明や、解珍たち。
今のところ梁山泊に大きな動きはない。
このまま終わるわけはないと思うけど、どこからどう反撃していくのか?
そして、王進のもとで修業を積む楊令。
盗み癖を治すことのできない、張横の次男、張平。
阮小二の元で、船造りを学ぶ少年、趙林。
彼らはもしかしたら、梁山泊の志を受け継ぐ第二世代の子どもたちになるのだろうか。

