毎日があっという間に過ぎていくのに、一週間が長い。
それは、家に帰っても寝るだけの毎日で、楽しみは週末のお休みだけだから。
あと何日働いたら休めるんだろうと、毎日数えてる。
そして今日は金曜日。
週に二日の、アルコール解禁デー。
外食しません。
買い物して、まっすぐ家に急ぎます。
家でのんびりぐうたらするのが、とにかく楽しみ。
飛ぶように家に帰って、血の気が引きました。
「なんじゃ、こりゃ!?」by松田優作
玄関に散らばる紙袋とビニール袋。
床に落ちているHey!Say!JUMPのカレンダー2種。
テーブルの下に転がる、化粧品のボトル。
崩れ落ちている積み重ねた本。
そして半分外れかけたカーテン。
こ、これは…!!!
慌てて
を確認する私。
あ…無事だった…。
犯人は、今日の午後吹き荒れた風でした。
朝の湿度を吹き飛ばしてくれ、夏のような青空をもたらしてくれた強風でしたが、私の部屋にも吹き荒れていたとは…。
さて、私が慌てて確認したのは何でしょう?
それはヒ・ミ・ツ。
本日の読書:サンドリーヌ裁判 トマス・H・クック
裏表紙より
『大学教授の夫が大学教授の妻を殺害?殺されたとされる史学教授のサンドリーヌ、彼女はその誠実さで誰からも慕われていた。一方、夫の英米文学教授サミュエルは、自身の知識をひけらかし周囲をいつもみくだしていた。彼は無実を訴え、証拠も状況証拠にすぎなかった。しかし町の人々の何気ない証言が、彼を不利な状況へと追い込んでゆく。やがて、公判で明らかになるサンドリーヌの「遺書」。書かれていたのはあまりに不可解な文章で……妻と夫の間に横たわる深く不可避な溝を、ミステリアスに描き出したサスペンス。』
これは、ものすごく身につまされた。
周囲を見下し、孤高を保つ夫・サミュエル。
過剰な自意識。自分はこんなところにいるはずではない。
頑なに自分を守り、他人を排除する。
内心は不平・不満・怒りに満ちている。
これは学生時代の私か?
しかも私は、そのプライドの高さから、そんな自分すらも他人から隠していた。
自分の不平・不満・怒りは日記の中にだけ。
いや、年齢と共に頑なに自分の中に閉じこもっていく姿は、私の母のようにも思える。
感情が表面にあらわれることはなく、他者への興味・共感を失い、家族の心配に心を向けることはない。
いや、いや。やっぱりこれは夫婦の問題。
知らず知らずに変わっていくのは人間として当たり前。
しかし、人として大事なものを失っても気づかず、相手の些細な変質を騒ぎ立てる。
自分を棚に上げて、相手への不満ばかりがたまっていく。
そんな夫婦にならない自信、ある?
読みながら、思考は過去へ未来へと揺れ動く。
サンドリーヌもサミュエルも、どちらも相手を愛していた。
愛していたから期待もした。
期待に応えてもらえないからサミュエルは孤高の存在を演じた。
そしてサンドリーヌは。
サミュエルは、自分ができる人間だから周りを見下していたのではない。
ゆきすぎたコンプレックスが、彼を鼻持ちならないインテリへと押しやった。
なんて深くて繊細な人の心と、その闇。
なんて深くて広い愛情。哀切。
読んでよかった。

それは、家に帰っても寝るだけの毎日で、楽しみは週末のお休みだけだから。
あと何日働いたら休めるんだろうと、毎日数えてる。
そして今日は金曜日。
週に二日の、アルコール解禁デー。
外食しません。
買い物して、まっすぐ家に急ぎます。
家でのんびりぐうたらするのが、とにかく楽しみ。
飛ぶように家に帰って、血の気が引きました。
「なんじゃ、こりゃ!?」by松田優作
玄関に散らばる紙袋とビニール袋。
床に落ちているHey!Say!JUMPのカレンダー2種。
テーブルの下に転がる、化粧品のボトル。
崩れ落ちている積み重ねた本。
そして半分外れかけたカーテン。
こ、これは…!!!
慌てて
を確認する私。あ…無事だった…。
犯人は、今日の午後吹き荒れた風でした。
朝の湿度を吹き飛ばしてくれ、夏のような青空をもたらしてくれた強風でしたが、私の部屋にも吹き荒れていたとは…。
さて、私が慌てて確認したのは何でしょう?
それはヒ・ミ・ツ。

本日の読書:サンドリーヌ裁判 トマス・H・クック
裏表紙より
『大学教授の夫が大学教授の妻を殺害?殺されたとされる史学教授のサンドリーヌ、彼女はその誠実さで誰からも慕われていた。一方、夫の英米文学教授サミュエルは、自身の知識をひけらかし周囲をいつもみくだしていた。彼は無実を訴え、証拠も状況証拠にすぎなかった。しかし町の人々の何気ない証言が、彼を不利な状況へと追い込んでゆく。やがて、公判で明らかになるサンドリーヌの「遺書」。書かれていたのはあまりに不可解な文章で……妻と夫の間に横たわる深く不可避な溝を、ミステリアスに描き出したサスペンス。』
これは、ものすごく身につまされた。
周囲を見下し、孤高を保つ夫・サミュエル。
過剰な自意識。自分はこんなところにいるはずではない。
頑なに自分を守り、他人を排除する。
内心は不平・不満・怒りに満ちている。
これは学生時代の私か?
しかも私は、そのプライドの高さから、そんな自分すらも他人から隠していた。
自分の不平・不満・怒りは日記の中にだけ。
いや、年齢と共に頑なに自分の中に閉じこもっていく姿は、私の母のようにも思える。
感情が表面にあらわれることはなく、他者への興味・共感を失い、家族の心配に心を向けることはない。
いや、いや。やっぱりこれは夫婦の問題。
知らず知らずに変わっていくのは人間として当たり前。
しかし、人として大事なものを失っても気づかず、相手の些細な変質を騒ぎ立てる。
自分を棚に上げて、相手への不満ばかりがたまっていく。
そんな夫婦にならない自信、ある?
読みながら、思考は過去へ未来へと揺れ動く。
サンドリーヌもサミュエルも、どちらも相手を愛していた。
愛していたから期待もした。
期待に応えてもらえないからサミュエルは孤高の存在を演じた。
そしてサンドリーヌは。
サミュエルは、自分ができる人間だから周りを見下していたのではない。
ゆきすぎたコンプレックスが、彼を鼻持ちならないインテリへと押しやった。
なんて深くて繊細な人の心と、その闇。
なんて深くて広い愛情。哀切。
読んでよかった。
