おむすびの具、好きなのは?
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好きなのはたらこ。
焼きたらこじゃなくて、生のやつね。
ただ塩分高そうなので、あまり食べませんが。
最近は、髙木くんの好きなおかかおにぎりを食べることが多いです。
まあ髙木くんが好きなのは「ママのおにぎり。具はおかか」なんですけどね。
あとは梅干とか、鮭とか、昔ながらのシンプルなのが好きです。
でね、とにかく海苔が好きなのよぅ。
味噌や醤油を塗った焼きおにぎりもおいしいけど、普通に海苔を巻いたおにぎりが好き。
実家は貧乏だったから、おにぎりに海苔をまいてもらったことがあんまりなくて。
いつもゴマ塩でした。(これ、前にも書いたね)
今思えばそれはそれで美味しいけど、海苔のおにぎりへの憧れはやみがたい。
結論。
私にとってのおにぎりは海苔!

本日の読書:シューマンの指 奥泉光
カバー裏より
『音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永峰修人が語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、プールで女子生徒が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いていたという噂が……。』
音大をめざす高校生が主人公。
結局音楽の道に進まなかった現在、過去を振り返って語る。
昨年の夏に読んだ『船に乗れ!』と同じ構造。
しかし、目には見えない音楽を目に見えるように、本からは聞こえない音楽を聴こえるように、感覚としてわかるような描写が魅力だった『船に乗れ!』とは違い、楽典の講義を受けているような(受けたことないけど)論理と言葉で音楽を語るこの作品は、読んでいて大変疲れました。
物語半ばに殺人事件の被害者が突然出現したけれど、だからと言ってミステリに引っ張られることもなく、音楽を軸に結ばれた仲間たちの話は淡々と続く。
残り50ページから殺人事件の真相を暴くことに筆が向かったように見えるけれど、やっぱりあくまでも主眼は音楽なんだと思う。
作者が書きたかったのは音楽家としてのシューマンであり、自我の分裂に悩む人間としてのシューマンだったのではないか。
そう思いながら解説を読むと、この読み方はまんざら外れてはいないらしい。
とはいえ、ミステリとしての体裁をとっている以上、ネタバレになりかねないことは書けないので、これ以上書くことはないんだなあ。
クラシック音楽、特にシューマンに興味のある人は読んだ方がいいと思うけど、ミステリと思って読んだらちょっと肩透かしかも。

