前世にいったい何をやらかして、レジスターの神さまに嫌われたのかわかりませんが、買い物をすると時々理不尽な目に遭います。

今回は4460円買い物をした時の出来事。

1万円札と500円玉でお支払いをしたのね。
レジのお姉さんはまだ不慣れな方だったのかもしれません。
『1000円』と打ちました。
「あ」

慌てて『1万円』と打ちました。
ので、「あのー、500円も払いましたが…」と申しました。
『500円』と打ちました。

合計11500を支払った形になってしまったので、お姉さん大パニック。
「すみませんっ!もう一度打ち直してもいいですかっ!?」

いいとか悪いとかではなく、そこは打ち直さねばいかんところでしょう。
ところが焦っているので、最初に売った数字が取り消せない。
「え…」「あ、あれ…?」

何度も何度もトライしますが、なんだかうまくいかないようです。
私の後ろに並んでいた人たちも、違うレジに並びなおしたりなんかして…。
すまねえのう。

お姉さん、おもむろに1万円札を握りしめて逃走!…ではなく、3つくらい隣のレジを打っていたベテランの方になにやら訴える。
で、レジを交代してベテランの方がやってきて「申し訳ありません。もう一度最初からうち直させてください」
あー、はいはい。

「合計4620円になります」
ん?
だとしたら、1万円札と500円玉で支払うのおかしいよね。

もう一回やっても4620円。
ベテランさんが最初のレシートと新しいレシートを突き合わせたところ、卵が入ってなかったらしい。
ということで「卵の分を入れて4620円になります」と言われたので、500円玉を引っ込めて支払って帰ってきました。
支払ってきましたけど、卵は税抜きで200円以上するのよ。

ピッピッピで処理できるはずのレジでどうしてこんなことになるのかわからないけど、とにかく私はレジの神さまに嫌われているらしい。



本日の読書:絆回廊 新宿鮫10 大沢在昌

カバー裏より
『「警官を殺す」と息巻く大男の消息を鮫島が追うと、ある犯罪集団の存在が浮かび上がる。中国残留孤児二世らで組織される「金石(じんし)」は、日本人と中国人、二つの顔を使い分け、その正体を明かすことなく社会に紛れ込んでいた。謎に覆われた「金石」に迫る鮫島に危機が!二十年以上の服役から帰還した大男が、新宿に「因縁」を呼び寄せ、血と硝煙の波紋を引き起こす!』

このシリーズはこれで最後なんだろうか?

自分の生き方を変えることはできない。
それは鮫島だけではなく、鮫島の周囲の人間だって同じこと。
結果、鮫島は大切な人を二人までも失うことになってしまった。
他の道はなかったのかと読みながら何度も考えてみた。
この喪失の大きさに鮫島は耐えられるのだろうかと心配になった。

耐えられなければこのシリーズはこれで終わりだ。
耐えられるのなら、永昌が仙田のような存在になるのだろうか。

胸にぽかっと大きな穴が開いたようで、実は私自身が喪失の大きさに打ちのめされている。
今作は確かに絆の回で、永昌も樫原もとしみも、それぞれに魅力的であったけど、それを上回る衝撃でちょっと感想が書けません。



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