10さんが帰って来たので、朝風呂派が多数決になりました。
いや、ふたりとも夜にも入るんですけどね。
私は朝お風呂に入っちゃうと、湯冷めして風邪をひくので夜しか入らない、と。
洗濯機は脱衣所にあるので、ふたりともがお風呂に入ってからじゃないと洗濯ができない。
だから、さっさとお風呂に入ってほしいのですが、娘はなかなか起きてこない。
10さんはテレビの前から離れない。
(あ、日ハムおめでとう!!!私が日々勝(まさる)Tシャツを拝んでいたおかげだね)
早くお風呂に入って!
「う~ん、あともう少し」
なんでいい大人ばっかりの我が家で、こんな会話が繰り返されるのか。
朝から不毛な時間が…。
まあ、いいや。
今のうちにJUMPのPV見てようっと♪
「うるさいから、音絞って」by10さん
ぬぁに~っ!!
さっさと風呂に入りやがれ!
「あ、そのあと私化粧もしなくちゃなんないから、洗面所(=脱衣所)使うから」と娘。
早く洗濯させてよぅ。
ひとり暮らしがしたいと思う朝。
本日の読書:泣き童子(わらし) 三島屋変調百物語参之続 宮部みゆき
Amazonより
『三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!』
目次より
・魂取(たまどり)の池
・くりから御殿
・泣き童子(わらし)
・小雪舞う日の怪談語り
・まぐる笛
・節気顔(せっきがん)
百物語とは言っても必ずしもホラーではなく、不思議な話というくくりなので安心して読める。
特に前作の「あんじゅう」は決して触れ合うことのできない恋い慕う心に涙が止まらなかった。
恐いのはあやかしではなく、人の心だなあと思った。
今作もやはり、人の心が生む闇が恐ろしい。
「まぐる笛」は「荒神」の元になった作品なのかな。
どちらが先に発表されたのかはわからないけど。
“恨みは、殺せるもんでねえ。殺しても殺しても残ります。(中略)だからまぐるは蘇る。年月を経て、何度も何度も。”
それは人間が持つ業だから。
“人は、まぐるに遭わなければ幸なのか。それとも、まぐるに遭ってもしのげる力を持つ方が幸なのか。”
そして一番泣けたのが、「くりから御殿」
山津波が村を襲い、家族も友だちも喪って、それでも懸命に生きてきた長治郎。
夫婦仲もよく、店は繁盛し、傍目には幸せとしか見えない長治郎の心にずっとしまい込まれていた思い。
何十年もたった一人で抱えていた苦しみ。
次に心臓の発作が起こったらもう助からないと言われ、どうしても誰かに聞いてもらいたかった。
“「わてかて、わかってるんや。わて一人だけ残ってしもうて、生き延びてしもうて、どんなにかみんなに済まんと思ってきたんや」
みんなに恨まれても、仕方ないと思ってきたんや。”
“「みいちゃんの姉さんぶりも、はっちゃんの竹とんぼも、おせんちゃんの笑窪も、みんなみんな知ってます。それもこれもあんさんが生き延びて、三人のこと話してくれたからや。みんなみんな話してくれたからや」(中略)
後ろめたいなんて。済まないなんて。
ましてや恨まれているなんて思ったら。
「あきませんのや!」”
読みながら涙が止まらなくて、すぐに読みなおしてまた泣いて、本の最後の初出一覧を見てまた泣けました。
これ、2011年の7月号に発表されているんです。
つまり書いたのは、東日本大震災直後だと思うのです。
亡くなった人のことを悼むことはもちろん大切なことですが、生きている人が自分を責めないように、生き残ったことの意味を見失わないように、そんな作者のメッセージを感じました。
あかん。
書いててまた泣けてきた。

いや、ふたりとも夜にも入るんですけどね。
私は朝お風呂に入っちゃうと、湯冷めして風邪をひくので夜しか入らない、と。
洗濯機は脱衣所にあるので、ふたりともがお風呂に入ってからじゃないと洗濯ができない。
だから、さっさとお風呂に入ってほしいのですが、娘はなかなか起きてこない。
10さんはテレビの前から離れない。
(あ、日ハムおめでとう!!!私が日々勝(まさる)Tシャツを拝んでいたおかげだね)
早くお風呂に入って!
「う~ん、あともう少し」
なんでいい大人ばっかりの我が家で、こんな会話が繰り返されるのか。
朝から不毛な時間が…。
まあ、いいや。
今のうちにJUMPのPV見てようっと♪
「うるさいから、音絞って」by10さん
ぬぁに~っ!!
さっさと風呂に入りやがれ!
「あ、そのあと私化粧もしなくちゃなんないから、洗面所(=脱衣所)使うから」と娘。
早く洗濯させてよぅ。
ひとり暮らしがしたいと思う朝。
本日の読書:泣き童子(わらし) 三島屋変調百物語参之続 宮部みゆき
Amazonより
『三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!』
目次より
・魂取(たまどり)の池
・くりから御殿
・泣き童子(わらし)
・小雪舞う日の怪談語り
・まぐる笛
・節気顔(せっきがん)
百物語とは言っても必ずしもホラーではなく、不思議な話というくくりなので安心して読める。
特に前作の「あんじゅう」は決して触れ合うことのできない恋い慕う心に涙が止まらなかった。
恐いのはあやかしではなく、人の心だなあと思った。
今作もやはり、人の心が生む闇が恐ろしい。
「まぐる笛」は「荒神」の元になった作品なのかな。
どちらが先に発表されたのかはわからないけど。
“恨みは、殺せるもんでねえ。殺しても殺しても残ります。(中略)だからまぐるは蘇る。年月を経て、何度も何度も。”
それは人間が持つ業だから。
“人は、まぐるに遭わなければ幸なのか。それとも、まぐるに遭ってもしのげる力を持つ方が幸なのか。”
そして一番泣けたのが、「くりから御殿」
山津波が村を襲い、家族も友だちも喪って、それでも懸命に生きてきた長治郎。
夫婦仲もよく、店は繁盛し、傍目には幸せとしか見えない長治郎の心にずっとしまい込まれていた思い。
何十年もたった一人で抱えていた苦しみ。
次に心臓の発作が起こったらもう助からないと言われ、どうしても誰かに聞いてもらいたかった。
“「わてかて、わかってるんや。わて一人だけ残ってしもうて、生き延びてしもうて、どんなにかみんなに済まんと思ってきたんや」
みんなに恨まれても、仕方ないと思ってきたんや。”
“「みいちゃんの姉さんぶりも、はっちゃんの竹とんぼも、おせんちゃんの笑窪も、みんなみんな知ってます。それもこれもあんさんが生き延びて、三人のこと話してくれたからや。みんなみんな話してくれたからや」(中略)
後ろめたいなんて。済まないなんて。
ましてや恨まれているなんて思ったら。
「あきませんのや!」”
読みながら涙が止まらなくて、すぐに読みなおしてまた泣いて、本の最後の初出一覧を見てまた泣けました。
これ、2011年の7月号に発表されているんです。
つまり書いたのは、東日本大震災直後だと思うのです。
亡くなった人のことを悼むことはもちろん大切なことですが、生きている人が自分を責めないように、生き残ったことの意味を見失わないように、そんな作者のメッセージを感じました。
あかん。
書いててまた泣けてきた。
