贅沢な話ですが、通勤時間が短いのです。

だからiPodで音楽を聴きながら通勤と言っても、大して音楽を聴けているわけではありません。

 

ところが最近歩いて帰るようになりましたので、以前よりはるかにiPodの稼働時間が増えました。

時々画面が真っ白になることがあっても慌てません。

再起動すればいいんだよね。

慣れたものです。

 

そんなiPod依存が加速しつつある今日この頃、iPod様がとんと無口になっておしまいになりました。

さっきまで脱衣所でガンガン歌ってらしたのに…。

再起動すればいいんだよね。

 

(ポチ)

・・・

 

ごめん、ちょっとせっかちだったね。

一回電源落として5分後に再起動するね。

 

(ポチ)

・・・

 

あれ、まだ早かったかな?

じゃあ10分後に再起動するね。

 

(ポチ)

・・・

 

ちょっと待って、落ち着いて。

1時間後にまた会おうね。

 

(ポチ)

・・・

 

明日、仕事帰りにAppleさんに行って治してもらってこよう。

しばらく入院ってことになったら寂しいけど、元気になって帰ってきてくれるのを待つよ。

おやすみ。

 

次の日、そんなことをすっかり忘れて電源入れたら、ちゃーんと動いたわ。

急に長時間使うようになったから疲れちゃったのかなあ。

なんにしてもよかった、よかった。

 

 

本日の読書:卒業 重松清

 

カバー裏より

『「私の父親ってどんなひとだったんですか」ある日突然、十四年前に自ら命を絶った親友の娘が僕を訪ねてきた。中学生の彼女もまた、生と死をめぐる深刻な悩みを抱えていた。僕は彼女を死から引き離そうと、亡き親友との青春時代の思い出を語り始めたのだが―。悲しみを乗り越え、新たな旅立ちを迎えるために、それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた四編。著者の新たなる原点。』

 

目次より

・まゆみのマーチ

・あおげば尊し

・卒業

・追伸

 

一歩を踏み出すために、とどまっている位置から卒業をする。

確執のある親の死をきっかけに。

四編とも話の骨格は同じ。

 

じれったいほど妹に甘い母。

その母の死を看取りながら自分の息子との向き合い方を考える『まゆみのマーチ』

 

厳格な教師だった父は、それゆえに生徒たちから慕われることがなかった。

同じく教師となった息子は、死に向かっていく父の命を使って一人の生徒の死へのこだわりをときほぐす『あおげば尊し』

 

自殺した親友の娘が突然訪ねてくる。

一人の男が生きて死ぬということは、一体何をこの世に残すのか『卒業』

 

子どもの頃に亡くなった生母への思い。

嫌いなわけではないのに上手くいかない継母との関係。

不器用な二人の思いがすれ違い、そして…『追伸』

 

『卒業』以外はどれも大人になった主人公が、子どもの立場で親を見ている話だが、私は親目線で読んでしまう。

そして、達観できていない自分にがっかりしてしまう。

まだまだ生臭いのよ、私の人生は。

そして子供の立場で親を見るとき…やっぱり生臭いんだわ。

死ぬときはもうちょっとモヤモヤを削ぎ落としてすっきりと逝きたいと思うのだけど。

 

『まゆみのマーチ』が一番好き。

重松清とは同世代だから、『悟空の大冒険』も知っているし、歌もちゃんと覚えてました。

絶対的に子どもの味方であり続けることって難しい。

躾との兼ね合いも、世間の目との戦いも。

でも、絶対的に子どもの味方でありたいと母は思っているのだよ。

 

 

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