
秋晴れの北海道。
絶好の洗濯日和とも言える今日、なぜに私は東京へ行かねばならないのだ。
テンション下がる。

しぶしぶ乗り込んだ電車が、「大谷翔平電車」。
テンション上がる。
単純だね。
しかし、平日だと言うのに電車も飛行機も激混みざます。
人に酔ってふらふら。

お昼は羽田でトルコ料理。
去年川口市のストリートジャズフェスティバルで食べたケバブが美味しかったので、ついふらふらと店内へ・・・。
やっぱり美味しいよ!
さすが世界三大料理のひとつトルコ料理ざます。
が、食べすぎましたので、晩ごはんは自粛。
北海道ではまだ見かけない「3月のライオン」の12巻をゲットしたので、明日の会議が終わったらゆっくり読みまつ。
本日の読書:風化水脈 新宿鮫Ⅷ 大沢在昌
カバー裏より
『殺人傷害事件で服役していた真壁が出所した。だが、真壁が命がけで殺そうとした男・王は、藤野組と組む中国人組織のボスとなっていた。一方、高級車窃盗団を追う鮫島は、孤独な老人・大江と知り合う。大江に秘密の匂いを嗅いだ鮫島は、潜入した古家で意外な発見をした・・・・・・。過去に縛られた様々な思いが、街を流れる時の中で交錯する。心に沁みるシリーズ第八団。』
この間読んだ「氷舞」が第6弾だったのに、8弾ですと?
あちゃー。またやっちまったな。
と思ったものの一応調べてみましたら、執筆順では第7弾。時系列順では第8弾ということだそうで、あながち間違いというわけでもない。
だから鮫島と晶の仲はちっとも進展してなくて、それはそれでモヤモヤなんだけど・・・。
1巻の最後で、瀕死の重症を負いながらも鮫島を名指しで自首した真壁が、出所。
体はすっかり弱り、街も、組の体質もすっかり変わってしまったことに戸惑いを隠せない。
鮫島は高級車ばかりを狙う窃盗団を追う。
そこで知り合った駐車場の老管理人、大江に自分と同じ臭いを感じる鮫島。
鮫島が追う事件が徐々に真壁に近づくと共に、大江の過去も少しずつ現れてきて・・・。
どきどきしました。
組で真壁の面倒を見ている矢崎は、かつて真壁がそのボスと声を失わせた中国人組織の頭領・王と組んでいる。
真壁が死んだものと思っている王が真壁が生きていることを知ったら、絶対に復讐するに決まっている。
だけど、登場したときから一本筋の通った男だった真壁は、今、愛する女性と自分の信念との間で、今後の人生を考え始めていて、要は、いい男なのよ。
絶対王に見つかるな、と念じていたけど、見つからないわけがなくて。
そして今回の影の主役は、新宿そのもの。
江戸時代の内藤新宿から始まって、戦後の混乱気、高度成長期、バブル。
ここにきて初めて鮫島も新宿という街の歴史を勉強する。
大江との出会いがそのきっかけ。
大江が隠す彼の過去が、意外な人物に繋がっていることがわかり、こちらもどきどき。
生きていくことが今よりももっと難しかった時代、生きるためにした選択がずっと重荷になっているって辛い。
今回もロベルト・村上がちょっと出演。
「新宿書の鮫島刑事に相談しなさい」
彼は国際的な犯罪者のはずだけど、鮫島の一番の理解者だよね。
今回は読後感もとてもよい。
原点回帰のような作品。
スマホからなので、おねだりボタンがありませぬ。
キーボードのおかげで長文楽々。
困ったもんだね。