暮れも押し迫ってきた今日この頃。
不要物を廃棄するのはもちろんのこと、家中に溢れている本もどうにかしなければなりません。
なぜならば来年の春に家族が一挙に2倍になる恐れがあるから。
いや、次男は大学の卒業がいまだにはっきりしないらしくて就活もできない状況だから、増えるのは10さんだけかもしれないけど。
でも10さんは娘がひとり暮らしの時に使っていたベッドとか本棚なんかも連れて帰ってくるからなあ。
冷蔵庫と洗濯機は誰かにあげるかもしれないけど。
次男がもし帰ってきたら、彼のところからも冷蔵庫や洗濯機やソファベッドやテレビや巨大本棚が来るし…。
今私は次男の部屋で生活しているので、自分の部屋に寝るスペースを作らねばならないし…。
食器だって、掃除機だって、炊飯器だってダブりまくるし…。
そんなわけで、もったいないお化けを封印して、物を捨てまくらなければなりません。
が、それはそれとして、本です。
蔵書リストをエクセルで作っていたのですが(本当はアクセスで作るべき?)、それじゃあ時間がかかりすぎるってんで、「蔵書マネージャー」というアプリを使って管理することにしました。
とりあえず所持しておく本と、保留と処分のフォルダを作って、本を登録してはフォルダに分類。
実際の本の移動は遅々として進みませんが、ぼちぼちやっていこうと思います。
このアプリの便利なところは、手入力だけではなく、バーコードを読み込んで登録することも、ISBNで検索して登録することも、ネットで検索することもできること。
バーコードが一番簡単だと思いますが、シリーズものを登録するときは、ISBN番号(13桁)のうち最後の2~3桁の数字だけを変えればいいので、こちらの方が楽。
だけど私が多く本を買っていた時代は、この番号がまだ付いていなかったので、ネットで検索して登録しなければなりません。
でも、作者、出版社、出版年月日などが自動で入力されるので、手入力より断然楽。
短編集やアンソロジーなどは、メモ欄に作品名を手入力すれば良し。
全集は丸ごとで1冊扱いになってしまうので、メモに詳細を記そうと思うけど面倒くさいので総巻数のみ記載。
で、本日の成果。
保留5冊、処分5冊。
全然減らねー。orz
本日の読書:ともしびをかかげて ローズマリ・サトクリフ
Amazonより
『若い軍人アクイラが、いよいよ衰退したローマが四百五十年もの歴史に終止符をうち軍団をブリテンから撤収する時、軍団に加わってローマに忠誠を尽くすか、自分の家族のいるブリテンにとどまるかその選択に苦しんだあげくついに脱走し、その後蛮族に父を殺され、妹をさらわれるなど、苦難の数々を経験する物語。』
児童書として出版されていますが、手ごわいことこの上ありません。
何しろ全然知識のない時代の歴史小説なので、地名も人名も読む端からごっちゃになってしまいます。
ローマ帝国の衰退期。
ブリテンにおけるローマ正規軍が撤退してから40年が過ぎ、最後のローマ地方軍団も撤退が決まります。
ローマ地方軍団というのは、ローマ兵士と土着の民との間に生まれた子たちの子孫で成り立っているので、頭ではローマに忠誠を誓っていても、心も体もブリトン人になってしまっています。
だってローマ人は450年もこの地を治めていたのですから。
生まれも育ちもブリテンの人の方が多いのです。
元々ブリテンに住んでいたケルト人と長い間ローマ人は戦っていたのですが、最近になって北方からサクソン人が続々とブリテン島にやってきて争い事が絶えず、本土に増兵の要請をしていたのですが、ついにローマ兵は撤退することになったのです。
主人公のアクイラは、最終的に軍を脱走して自分の故郷に帰ります。
自分がローマに行くと、故郷には目の不自由な父と16歳の妹が、ローマ兵の守りもなく敵に取り囲まれてしまうからです。
しかしアクイラ一人が残ったところで敵の侵略を止めることができるわけはなく、父は殺され、妹はサクソン人にさらわれ、自分は別のサクソン人(本当はジュード人)の元で奴隷になってしまいます。
アクイラが生き延びるための心の支えは、妹との再会と裏切者への復讐。
脱走して自由の身になったアクイラは、ローマ人〈ブリトン人〉として一番の実力者であるアンブロシウスに仕えます。
ケルト人とサクソン人が連合を組んだり、ケルト人とブリトン人が同盟を結んだりしながら、どの陣営も傷を負い、死者が出るわけで…。
愛のない、政略結婚のような結婚。
転戦に次ぐ転戦で家庭を顧みることもなく、心のどこかに空疎な思いをかくしながら生きたアクイラの人生の苦さは、児童書として読めばかなりハードです。
歴史小説としても、現在のイギリスにブリトン人がいないことを考えると、アクイラの人生だけではなくブリトン人の状況も明るいものとは言えません。
ひとまずサクソン人を撃退し、アンブロシウスが王として戴冠した日に、王の主治医であるユージーニアスが言います。
“「われわれはいま、夕日のまえに立っているようにわしには思われるのだ。(中略)そのうち夜がわれわれをおおいつくすだろう。しかしかならず朝はくる。朝はいつでも闇からあらわれる。太陽の沈むのをみた人びとにとっては、そうは思われんかもしれんがね。われわれは『ともしび』をかかげる者だ。なあ友だちよ。われわれは何か燃えるものをかかげて、暗闇と風のなかに光をもたらす者なのだ。」”
著者のことばによると、サクソン人がブリテンを征服するまでに250年以上かかったそうなので、戦乱の日々はまだ続いていたということですね。
自分は『ともしびをかかげる者』である、と胸を張って言えるだろうか。
重たい物語ではありましたが、読後感はとてもいいです。
アクイラは自分の人生に誇りを持って生き、それが報われるような終わり方でした。
大満足です。

不要物を廃棄するのはもちろんのこと、家中に溢れている本もどうにかしなければなりません。
なぜならば来年の春に家族が一挙に2倍になる恐れがあるから。
いや、次男は大学の卒業がいまだにはっきりしないらしくて就活もできない状況だから、増えるのは10さんだけかもしれないけど。
でも10さんは娘がひとり暮らしの時に使っていたベッドとか本棚なんかも連れて帰ってくるからなあ。
冷蔵庫と洗濯機は誰かにあげるかもしれないけど。
次男がもし帰ってきたら、彼のところからも冷蔵庫や洗濯機やソファベッドやテレビや巨大本棚が来るし…。
今私は次男の部屋で生活しているので、自分の部屋に寝るスペースを作らねばならないし…。
食器だって、掃除機だって、炊飯器だってダブりまくるし…。
そんなわけで、もったいないお化けを封印して、物を捨てまくらなければなりません。
が、それはそれとして、本です。
蔵書リストをエクセルで作っていたのですが(本当はアクセスで作るべき?)、それじゃあ時間がかかりすぎるってんで、「蔵書マネージャー」というアプリを使って管理することにしました。
とりあえず所持しておく本と、保留と処分のフォルダを作って、本を登録してはフォルダに分類。
実際の本の移動は遅々として進みませんが、ぼちぼちやっていこうと思います。
このアプリの便利なところは、手入力だけではなく、バーコードを読み込んで登録することも、ISBNで検索して登録することも、ネットで検索することもできること。
バーコードが一番簡単だと思いますが、シリーズものを登録するときは、ISBN番号(13桁)のうち最後の2~3桁の数字だけを変えればいいので、こちらの方が楽。
だけど私が多く本を買っていた時代は、この番号がまだ付いていなかったので、ネットで検索して登録しなければなりません。
でも、作者、出版社、出版年月日などが自動で入力されるので、手入力より断然楽。
短編集やアンソロジーなどは、メモ欄に作品名を手入力すれば良し。
全集は丸ごとで1冊扱いになってしまうので、メモに詳細を記そうと思うけど面倒くさいので総巻数のみ記載。
で、本日の成果。
保留5冊、処分5冊。
全然減らねー。orz
本日の読書:ともしびをかかげて ローズマリ・サトクリフ
Amazonより
『若い軍人アクイラが、いよいよ衰退したローマが四百五十年もの歴史に終止符をうち軍団をブリテンから撤収する時、軍団に加わってローマに忠誠を尽くすか、自分の家族のいるブリテンにとどまるかその選択に苦しんだあげくついに脱走し、その後蛮族に父を殺され、妹をさらわれるなど、苦難の数々を経験する物語。』
児童書として出版されていますが、手ごわいことこの上ありません。
何しろ全然知識のない時代の歴史小説なので、地名も人名も読む端からごっちゃになってしまいます。
ローマ帝国の衰退期。
ブリテンにおけるローマ正規軍が撤退してから40年が過ぎ、最後のローマ地方軍団も撤退が決まります。
ローマ地方軍団というのは、ローマ兵士と土着の民との間に生まれた子たちの子孫で成り立っているので、頭ではローマに忠誠を誓っていても、心も体もブリトン人になってしまっています。
だってローマ人は450年もこの地を治めていたのですから。
生まれも育ちもブリテンの人の方が多いのです。
元々ブリテンに住んでいたケルト人と長い間ローマ人は戦っていたのですが、最近になって北方からサクソン人が続々とブリテン島にやってきて争い事が絶えず、本土に増兵の要請をしていたのですが、ついにローマ兵は撤退することになったのです。
主人公のアクイラは、最終的に軍を脱走して自分の故郷に帰ります。
自分がローマに行くと、故郷には目の不自由な父と16歳の妹が、ローマ兵の守りもなく敵に取り囲まれてしまうからです。
しかしアクイラ一人が残ったところで敵の侵略を止めることができるわけはなく、父は殺され、妹はサクソン人にさらわれ、自分は別のサクソン人(本当はジュード人)の元で奴隷になってしまいます。
アクイラが生き延びるための心の支えは、妹との再会と裏切者への復讐。
脱走して自由の身になったアクイラは、ローマ人〈ブリトン人〉として一番の実力者であるアンブロシウスに仕えます。
ケルト人とサクソン人が連合を組んだり、ケルト人とブリトン人が同盟を結んだりしながら、どの陣営も傷を負い、死者が出るわけで…。
愛のない、政略結婚のような結婚。
転戦に次ぐ転戦で家庭を顧みることもなく、心のどこかに空疎な思いをかくしながら生きたアクイラの人生の苦さは、児童書として読めばかなりハードです。
歴史小説としても、現在のイギリスにブリトン人がいないことを考えると、アクイラの人生だけではなくブリトン人の状況も明るいものとは言えません。
ひとまずサクソン人を撃退し、アンブロシウスが王として戴冠した日に、王の主治医であるユージーニアスが言います。
“「われわれはいま、夕日のまえに立っているようにわしには思われるのだ。(中略)そのうち夜がわれわれをおおいつくすだろう。しかしかならず朝はくる。朝はいつでも闇からあらわれる。太陽の沈むのをみた人びとにとっては、そうは思われんかもしれんがね。われわれは『ともしび』をかかげる者だ。なあ友だちよ。われわれは何か燃えるものをかかげて、暗闇と風のなかに光をもたらす者なのだ。」”
著者のことばによると、サクソン人がブリテンを征服するまでに250年以上かかったそうなので、戦乱の日々はまだ続いていたということですね。
自分は『ともしびをかかげる者』である、と胸を張って言えるだろうか。
重たい物語ではありましたが、読後感はとてもいいです。
アクイラは自分の人生に誇りを持って生き、それが報われるような終わり方でした。
大満足です。
