蓄音機、生で見たことある?

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あるよ~。
最近では、道北の士別市立博物館で見ました。
時々インテリアの一部としておいてあるところもあるよね。
というか、今の若い人は蓄音機とレコードプレーヤーが別物ってわかってるかな?
おばちゃんが生まれた頃は、すでに蓄音機はほとんど現役を引退していたのよ。
さすがに生で蓄音機の音を聞いたことはないのだわ。


本日の読書:毒猿 新宿鮫Ⅱ 大沢在昌

カバー裏より
『歌舞伎町の女・奈美。孤独な彼女が心惹かれる外国人・楊は、謎の影を持つ男だった。一方、「新宿鮫」と恐れられる新宿署刑事・鮫島は、完璧な「職業兇手」(殺し屋)が台湾から潜入していることを知る。「毒猿」と呼ばれる男が動きはじめた刹那、新宿を戦慄が襲う!鮫島は、恐るべき人間凶器の暴走を止められるのか?奈美の運命は……。圧倒的な興奮と感動が再び!!』

シリーズ第一作の前作を読んで、ハードボイルドって思ったよりソフトなのね~って思ったけど、今作は暴力シーン、惨殺シーンも多くて、イメージ通りのハードボイルド。
というのも、主人公である鮫島は今回脇役に徹していて、ストーリーの軸は3人の台湾人。

台湾の暗黒部分を牛耳る男。彼に雇われていたが手ひどく裏切られた殺し屋。若かりし頃殺し屋とは親友だった台湾警察の刑事。
殺されたくない男。復讐を遂げるためだけに生きている男。殺し屋を生きて逮捕したいと願う男。

日本のやくざでないのがミソ。
台湾のやくざが日本のやくざに匿われるのだけれども、日本のやくざは命のやり取りに対する覚悟がどうにも甘い。
技術より知力より情緒で動く日本のやくざたちは、手もなく殺し屋・毒猿の餌食になっていく。

鮫島は、たまたま知り合うことになった台湾の刑事とともに、事件を拡大させないために奔走する。

物語はその鮫島の視点と、毒猿によって事件に巻きこまれていく奈美の視点で書かれている。
毒猿がなにを考えているのかは最後まで明かされないが、それでも彼がどんな思いで復讐に向かっているか、淡々とした行動の奥にどれだけ熱い心を持っているかが痛いほど伝わってくる。

熱く交差する台湾の人たちの思いを知りながら行動する鮫島の、ひたむきで誠実な行動が読んでいて心地よい。
鮫島は危機に際して恐怖を感じることもなく前に進んでいくわけじゃあない。怖くて、動けなくなりそうで、そんな自分を鼓舞しながら前に踏み出そうとする。
ごく当たり前の感情を持ちながら新宿を舞台にした闇に飛び込んでいく。そこがいい。



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