がっしゅがっしゅと仕事をして会議して、「今日が終わればあと一日で三連休だ。いつ終わるかわからないけど、今日が終われば…」と自分に暗示をかけていた夕方4時。
娘からのLINE着信。
「予約するの忘れてきちゃったので、もし間に合うようだったら『VS嵐』の録画お願い」
残念だったな、娘。
先ほど書類がドカッと机の上に降ってきたから、今日は無理じゃ。
4時半、職場にざわざわと動揺が走る。
節電と経費削減のお題目で、我が職場には複合機が1台しかない。
プリンタだけは卓上のものが予備に1台あるけれど、コピーもスキャナもファクスも複合機だけでやりくりしている。
どうもそれが壊れたらしい。
メンテナンスの人が駆けつけてきたけれども、どう頑張ってもしばらく復旧は見込めない。
神様。
うちの職場の複合機をぶっ壊してくださったのはあなたですね。
おかげさまで仕事になりはしませんので、本日はさっさと帰ることにいたします。
ありがとう!神様!
ここのところ忙しくて、なかなか音楽を聴いている時間も取れませんでした。
しかし神様の大英断のおかげで、今日はのんびりMUSIC NIGHTです。
4600曲以上も送っていただいた音楽データも、ようやく1000曲目が近づいてきました。
え?まだ、そこ?
ええ、まだ1980年代まで行けてないんです。
でも1970年代後半の洋楽は、リアルタイムに聞いていた曲が多くて猛烈にテンションが上がります。
「ストレンジャー」の後の「オネスティ」とか「マイ・ライフ」なんて凡庸だと思っていたけど、「キラー・クイーン」や「ボヘミアン・ラプソディ」の後の「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」なんて、通俗だと思っていたけど、今聞いたらやっぱりいい曲。
そしてこのころのロッド・スチュワートはやっぱり格好いい!
10CCとかシカゴとかTOTOとか聞けばすぐわかるもんね。
エリック・カルメンもスティービー・ワンダーもテープが伸びるほど聞いたよね。
スティーヴ・ペリーの声を聞くだけで、耳がぴんと立ったよね。
デビー・ブーンは本当に歌が上手いと思ったものだった。
で、スーパートランプは一発屋ではなかったことを今知りました。
肝心のプログレについては、全然知らない自信があったのに聞いたことのある曲が結構ありまして、びっくり。
当時はFMをよく聴いていたから、そこで流れていたのを聞いていたんでしょうね。
なのに、ピンク・フロイドだけは全く聞いた覚えがないという…。(曲が長すぎてラジオ向きじゃないから?)
70年代前半くらいまでは勉強のつもりで一生懸命聞いていましたが、70年代後半はノリノリで楽しく聴いています。
神さま、至福の時間をありがとう!
しげるですさん、至福のデータをありがとう!
本日の読書:新宿鮫 大沢在昌
Amazonより
『ただ独りで音もなく犯罪者に食らいつく―。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。突き止めた工房には、巧妙な罠が鮫島を待ち受けていた!絶体絶命の危機を救うのは…。超人気シリーズの輝ける第一作が新装版で登場!!長編刑事小説。』
もっと血と汗と暴力のハードボイルドかと思って腰が引けていたのだけど、とても読みやすくて一気読み。
食わず嫌いはいけないね。
黙っていればエリートコースまっしぐらだったはずなのに、警察の身内意識を無視して捜査にまい進する鮫島は、二人一組で捜査するのが基本なのにもかかわらず、いつも単独捜査だ。
キャリア組にもたたき上げにも与しない。
ただ、犯罪を許さない。犯罪者を見逃さない。それだけだ。
“「俺が嫌いなのはやくざだけじゃない。法に触れるような悪事をして、それでばれなければ、まっとうな人間だと思っているような奴は全部嫌いだ」”
その正義感は時として、犯罪者になる手前で救えたかもしれない人間を、救えなかった自分にも向けられることがある。
そんな時、彼女(といっていいんですよね)である晶が、彼女の歌が、心が、存在が彼を救うのですね。
口が悪くても、彼女は実に真っ当。
ごりごりのハードボイルドって、時に悪人ばかりが主張して、読んでいると酸素が足りないような息苦しさを感じるけれど、この小説にそれがないのは多分に晶の存在によるもの。
連続警官殺しに使われた改造拳銃を作った男も、実行犯も、自分と自分の好きなものでできているとても小さな世界に生きている。
もうひとり。
直接犯罪と関係がないのに、自分から犯罪のほうに身を寄せていく男もそう。
自分。自分の好きなもの。
世界にはそれしか置かない。
それが認められない時は、世界ごと壊して終わりにする。
なんと現代の若者を見事に切り取っていることか、と思ったけど、この本が出たのは30年近くも前のことなのである。

娘からのLINE着信。
「予約するの忘れてきちゃったので、もし間に合うようだったら『VS嵐』の録画お願い」
残念だったな、娘。
先ほど書類がドカッと机の上に降ってきたから、今日は無理じゃ。
4時半、職場にざわざわと動揺が走る。
節電と経費削減のお題目で、我が職場には複合機が1台しかない。
プリンタだけは卓上のものが予備に1台あるけれど、コピーもスキャナもファクスも複合機だけでやりくりしている。
どうもそれが壊れたらしい。
メンテナンスの人が駆けつけてきたけれども、どう頑張ってもしばらく復旧は見込めない。
神様。
うちの職場の複合機をぶっ壊してくださったのはあなたですね。
おかげさまで仕事になりはしませんので、本日はさっさと帰ることにいたします。
ありがとう!神様!
ここのところ忙しくて、なかなか音楽を聴いている時間も取れませんでした。
しかし神様の大英断のおかげで、今日はのんびりMUSIC NIGHTです。
4600曲以上も送っていただいた音楽データも、ようやく1000曲目が近づいてきました。
え?まだ、そこ?
ええ、まだ1980年代まで行けてないんです。
でも1970年代後半の洋楽は、リアルタイムに聞いていた曲が多くて猛烈にテンションが上がります。
「ストレンジャー」の後の「オネスティ」とか「マイ・ライフ」なんて凡庸だと思っていたけど、「キラー・クイーン」や「ボヘミアン・ラプソディ」の後の「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」なんて、通俗だと思っていたけど、今聞いたらやっぱりいい曲。
そしてこのころのロッド・スチュワートはやっぱり格好いい!
10CCとかシカゴとかTOTOとか聞けばすぐわかるもんね。
エリック・カルメンもスティービー・ワンダーもテープが伸びるほど聞いたよね。
スティーヴ・ペリーの声を聞くだけで、耳がぴんと立ったよね。
デビー・ブーンは本当に歌が上手いと思ったものだった。
で、スーパートランプは一発屋ではなかったことを今知りました。
肝心のプログレについては、全然知らない自信があったのに聞いたことのある曲が結構ありまして、びっくり。
当時はFMをよく聴いていたから、そこで流れていたのを聞いていたんでしょうね。
なのに、ピンク・フロイドだけは全く聞いた覚えがないという…。(曲が長すぎてラジオ向きじゃないから?)
70年代前半くらいまでは勉強のつもりで一生懸命聞いていましたが、70年代後半はノリノリで楽しく聴いています。
神さま、至福の時間をありがとう!
しげるですさん、至福のデータをありがとう!
本日の読書:新宿鮫 大沢在昌
Amazonより
『ただ独りで音もなく犯罪者に食らいつく―。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。突き止めた工房には、巧妙な罠が鮫島を待ち受けていた!絶体絶命の危機を救うのは…。超人気シリーズの輝ける第一作が新装版で登場!!長編刑事小説。』
もっと血と汗と暴力のハードボイルドかと思って腰が引けていたのだけど、とても読みやすくて一気読み。
食わず嫌いはいけないね。
黙っていればエリートコースまっしぐらだったはずなのに、警察の身内意識を無視して捜査にまい進する鮫島は、二人一組で捜査するのが基本なのにもかかわらず、いつも単独捜査だ。
キャリア組にもたたき上げにも与しない。
ただ、犯罪を許さない。犯罪者を見逃さない。それだけだ。
“「俺が嫌いなのはやくざだけじゃない。法に触れるような悪事をして、それでばれなければ、まっとうな人間だと思っているような奴は全部嫌いだ」”
その正義感は時として、犯罪者になる手前で救えたかもしれない人間を、救えなかった自分にも向けられることがある。
そんな時、彼女(といっていいんですよね)である晶が、彼女の歌が、心が、存在が彼を救うのですね。
口が悪くても、彼女は実に真っ当。
ごりごりのハードボイルドって、時に悪人ばかりが主張して、読んでいると酸素が足りないような息苦しさを感じるけれど、この小説にそれがないのは多分に晶の存在によるもの。
連続警官殺しに使われた改造拳銃を作った男も、実行犯も、自分と自分の好きなものでできているとても小さな世界に生きている。
もうひとり。
直接犯罪と関係がないのに、自分から犯罪のほうに身を寄せていく男もそう。
自分。自分の好きなもの。
世界にはそれしか置かない。
それが認められない時は、世界ごと壊して終わりにする。
なんと現代の若者を見事に切り取っていることか、と思ったけど、この本が出たのは30年近くも前のことなのである。
