忙しくてなかなか新聞もテレビのニュースも見ていませんが、やっぱり気になる最近のイギリス。←え?そっち?

国民投票って、学校では習いましたが一度も体験したことがありません。
手間もお金もかかるので、そうそう簡単にできるものではないと、だからこその議員制民主主義なのだと習いました。

なのにイギリスってば、たて続けに国民投票ですよ。
どうしたの?って思うよね。

子どもの頃は、国民投票の方が白黒はっきりしていいと思っていましたが、現実にイギリスの様子を見ていると、それってただの多数決なんだね。
少数意見も尊重して、なるべくストレスのないところに落とし込むのが民主主義のはず。
一票でも多い方に100%振り切れちゃうなんて、民主主義でもなんでもないよ。

イギリスどうしちゃったのかなぁ?

EUを抜けたらバラ色の未来が待っているなら、なぜ遅れてEUに参加したの?
一国主義に限界を感じたからじゃないの?
今さらEUを抜けて、どんな未来を思い描いているのだろう?
アメリカに助けてもらう?

アメリカは第二次大戦後の火事場泥棒的な戦後処理で、なんだか大国になって調子に乗っているけれど、イギリス・アメリカ連合に対して反アメリカ陣営がドイツを筆頭にしたEUに寄って行ったらどうするのかな?
どんどんドイツが強くなりそうだけど。こつこつ努力しているし(経済的にね)

いや待て。
こんなにもイギリスが内向きなのも怖い。
世界的視野なんて関係ないとばかりに自国のことしか考えなくなっていくと、善意の弱者(つまり自分のこと)を救ってくれるカリスマを求めちゃうからな。
自分たちのような弱者を救ってくれる善意の(?)独裁者を選ぶような下地ができていないと誰が言えよう。

民主主義=多数決ではないんだよ。
ぶれても揺らいでも、考えて考えて考えて考える。
少数の意見も国民の意見として尊重する。
それが一票の重みというものなんじゃないのかな。

なんて考えながら明日投票に行ってきます。
あ、国民投票じゃないけどね。


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