ここ数週間ずっと忙しくて、残業のお供にとポッキーを職場の机に隠しています。
小腹がすいたらこれを食べるんだ!と楽しみにしている割には、残業中はすっかり忘れて結局机の中に入れっぱなし。
そんなことではいかん!と、今日は食べて帰ってきました。
仕事が終わってから。
どうしても仕事しながら食べられないのよ。むむむぅ。

しかし午後9時に食べるポッキーは、あまり体によろしくないような気がします。
ポッキーはほどほどに、晩ご飯を買いにコンビニに寄りました。

「お弁当は温めますか?」
いえ結構で…け…あ、あの、すみませんっ!お財布忘れたので、これ返してきますっ!

どうやら職場の机の引き出しに、お財布を忘れてきたらしい。
とほほ。
手ぶらで家に帰って、インスタントコーヒーの空壜にしまっているへそくりを持って、家の近所のコンビニでご飯を買いましたとさ。

ポッキー食べてなかったら途中で餓死していたかもしれない。
ああ、ポッキー食べといてよかった。。゚(T^T)゚。


本日の読書:神様のカルテ 2 夏川草介

カバー裏より
『栗原一止は、夏目漱石を敬愛する信州の内科医だ。「二十四時間、三百六十五日対応」を掲げる本庄病院で連日連夜不眠不休の診療を続けている。
 四月、東京の大病院から新任の医師・進藤辰也がやってくる。一止と信濃大学の同級生だった進藤は、かつて“医学部の良心”と呼ばれたほどの男である。だが着任後の進藤に、病棟内で信じがたい悪評が立つ。失意する一止をさらなる試練が襲う。副部長先生の突然の発病―この病院で、再び奇跡は起きるのか?
 史上初、シリーズ二年連続本屋大賞ノミネートの大ヒット作が映画化とともに待望の文庫化!』

前作より断然いいではないですか!
文体も気にならない程度に落ち着いているし、何よりも今作は一本筋が通っている。

大学の同級生だった進藤の問題も、副部長先生の件も、『医者は患者の治療だけをしていればよいのか?』という事を言っているのだ。
テーマが絞れて文体がこなれてきたので、とても読みやすい。

ただ、どうして連作短編の態をとっているのかわからない。
第一話、第二話…となっているけど第一章、第二章…でいいのでは?
それほど明確に話の落ちはついてないと思うのだけど。

一止の住むアパートに越してきた大学生。
やりたいことが見つからないという彼に、同じアパートの住人・男爵が言う台詞がいい。

“「貴君の年齢で夢なんぞ見つからなくて当たり前だ。『やりたいことを見つけてそこに打ち込んでいくのが人生だ』などということ自体が、ただの幻想なのだから。世の中はそんなに都合よくできてはいない。だいたい、そんなに目の前に夢やら希望やらが転がっていては、人生の風通しが悪くてかなわん」”

私もそう思う。



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