手羽先の美味しいお店といえば?

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手羽先は、うちの10さんが塩こしょうをして焼いたのが一番おいしいです。
皮はパリッと、中はジューシー。
家で焼いてもおいしいのに、外で、七輪で焼いて食べたらそりゃあ、もう…。(⌒¬⌒*)ジルル…

たまにデパ地下のイベントで手羽先屋さんが来たりして、ついうっかり買うこともあったけど、やっぱり10さんが塩こしょうして焼いた方がおいしいので、最近は買って食べることもないなあ。

カレーと手羽先は10さんに任す。
その方が絶対おいしいんだから。



本日の読書:らくだこぶ書房/21世紀古書目録 クラフト・エヴィング商會

Amazonより
『ある日、未来の古書目録が届いた。半信半疑で注文してみると、摩訶不思議な本が次々と目の前に現れた。想像力と創造力を駆使して、書物の世界に遊ぶ、空前絶後の奇書。』

1997年の秋のこと、クラフト・エヴィング商會の仕事場に届いた小包はらくだこぶ書房の古書目録。
ただし、この目録が送られたのは2052年のこと。
つまり、未来から送られてきた古書目録なのです。

現実にはまだ発行されていない古書を取り寄せ、紹介したのがこの本「らくだこぶ書房/21世紀古書目録」です。
ややこしいなあ。

「茶柱」「老アルゴス師と百の眼鏡の物語」「世界なんて、まだ終わらないというのに……」「羊羹トイウ名ノ闇」「絶対に当らない裸足占い・2049年版」などなどなど…。
それらの本の内容が、装丁が、形状がどいつもこいつも興味深い。
未来の本なのにやけに古書然とした本があれば、これを本と読んでいいのかというものも。

“こうして未来から本を取り寄せていますと、いま私たちのまわりにある「ごくあたりまえのもの」が、21世紀には貴重品に化けるらしいことを教えられることがあります。(中略)
 それらは、私たちの未来の奥にある闇の彼方へ、ある日ふっと消えてなくなるのです。
 あるいは、この世のすべてのモノゴトは、「消えてなくなる」方に向かっているのかもしれません。”

「出前」という本の紹介文
“20世紀後半、ともすれば絶滅の危機に瀕していた〈出前〉は、突然、〈宅配〉〈デリバリー〉〈ケータリング〉などと名乗ってその延命に努めた。しかし、ここではっきりと書いておきたいのは、あんなものは〈出前〉でもなんでもない、ということである。〈出前〉とは、それを発注しようか、すまいかと逡巡する人に芽生える特殊な情緒なのである。それは必ず『……出前でもとろうか?』というつぶやきによって招じられ、驚くべき速さで周囲の人々に伝染する。この『でもとろうか』の一言に、この特別な情緒のすべてが宿っているのだ。
 また、出前なるものは『30分以内に必ずお届けします』などというものであってはならない。『いつくるのかわからない』。これが〈出前〉の真骨頂である。『わからない』ことで焦らされ、期待もつのる。『まだでしょうか?』と確認の電話を入れたりもする。そしてそこで返ってくる名せりふ『今、出るところです』……
 われわれは、決してこの情緒を失ってはならない。ここには、前世紀人たちが繰り返した日常の機微がある。きわめてささやかではあるけれど、どこか懐かしい幸福感のようなものが、この情緒の底に暗く輝いてはいないだろうか?”

クラフト・エヴング商會お得意の、存在と非存在の間の揺らぎが、この本でも存分に味わえる。
らくだこぶ書房は、クラフト・エヴィング商會は、そしてわれわれ読者は、存在しているのか、それとも非存在の方なのか。
最後の最後まで仕掛けが楽しい本でした。



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