「こんなのやってたのね~」な、講談社文庫の春の100冊。
そうねそうね。
入れ替わり立ち代わりいろんな出版社で春夏秋冬100冊フェアをやってくれるといいですね~。

そのうち読んだことがあるのは
・十角館の殺人 綾辻行人
・PK 伊坂幸太郎
・彼女のこんだて帖 角田光代
・幸福な食卓 瀬尾まいこ
・魔王 伊坂幸太郎
・獣の奏者(1)闘蛇編 上橋菜穂子
・超高速!参勤交代 土橋章宏
・99%の誘拐 岡嶋二人
・窓際のトットちゃん 黒柳徹子
・五体不満足 乙武洋匡
・オリンピックの身代金(上) 奥田英朗
・オリンピックの身代金(下) 奥田英朗
・パラドックス13 東野圭吾
の13冊。

思いのほか最近のミステリが多いので、名前は知っているけど読んだことのない本が多い。

講談社は「ダ・ヴィンチ」によると人気の高い出版社だけど、そうか、ミステリ寄りであったか。
って、京極堂のシリーズは!?
Σ(・ω・ノ)ノ!もう古いの?


本日の読書:街場の現代思想 内田樹

カバー裏より
『「バカ組・利口組」に二極化した新しいタイプの階層社会が出現しつつある。そんな格差社会において真に必要な文化資本戦略とは何か?日本の危機を救う「負け犬」論から社内改革の要諦まで、目からウロコの知見を伝授。結婚・離婚・お金・転職の悩み……著者初の人生相談も必見。話題の名著がついに文庫化!』

一億総中流ってそんなに悪いこと?ってずっと思っていましたが、内田樹は言います、中流って自由ってことだ、と。
上昇志向の強い人は上をめざせばいいし、横並びがいい人はぬるま湯につかっている自由がある。
格差が固定化するよりよっぽどいいではないか。
物の価値を決めるのは自分であり、判断を間違った時のリスクを負う責任を持て。

究極の選択を間違えないことが大事なのではなく、究極の選択をしないですむ選択をし続けることが大事。
これは難しいけれどそのとおりだと思う。
究極の選択を迫られる時点で追い詰められているということで、そうなると選択は自由意志ではなく、選択肢を押しつけられている可能性が高い。

“想像力を発揮するというのは、「奔放な空想を享受すること」ではなく、「自分が『奔放な空想』だと思っているものの貧しさと限界を気づかうこと」である。”
キビシイのぅ。

“私たちが「価値あり」と思っているものの「価値」は、それら個々の事物に内在するのではなく、それが失われたとき私たちが経験するであろう未来の喪失感によって担保されているのである。”

他人の身になって考えてみろ!ということの胡散くささを彼は言う。
理解できる範囲だけが受容範囲でいいのか。
他人の身になったところでわからないけど、相手のことを尊重はする。それがコミュニケーションなのではないの?

共感でしか繋がれないのは、ネットで物事を検索していることに似ている。
「自分が知らないことを知っている」ことしか検索することができない。
理解しがたい相手の権利をも私は守る、という覚悟。

“逆説的に聞こえるかもしれないけれど、私たちが共同的に生きることができる人間というのは、私のことをすみずみまで理解して共感してくれる人間ではなく、私のことを理解もできないし、私の言動に共感もできないけれど、それでも「私はあなたの味方だよ」と言ってくれる人間のことなのである。”
難しいけど、私もそう思う。


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