今週の私の運勢。
「やった~!!」って思いましたね。
これなら楽勝。

天候不順の大型連休。
どこにも出かける当てはない、大人4人。
だけど三度三度ご飯を食べなければならない。食べさせなければならない。

これは…呪いだよね。
3食きちんと食べ(させ)なければ吉はないよ、と。

そんな吉ならいらねぇや!



嘘です。いります。頑張ります。しくしく。



本日の読書:ライオンボーイ 消えた両親の謎 ジズー・コーダー

Amazonより

『ネコ語を話すチャーリーの大冒険ファンタジー三部作・第一弾ついに発刊! 英国では昨年の英国内マスコミで№1の注目を浴び、10月に発売以来ベストセラーに。そして、発売前から世界34カ国で出版決定、スティーブン・スピルバーグのドリーム・ワークスが映画化するなどの超話題作! まさにハラハラドキドキのジェットコースター・ファンタジーだ!
物語は、ある日、主人公の少年チャーリーが、ネコから旅立ちを告げられることから始まる。とき同じくして両親が何者かにゆうかいされてしまっていたのである。チャーリーは、両親を探して、サーカス船、オリエント急行などヨーロッパを舞台に壮大な冒険を繰り広げる。そしてチャーリーのポケットには、科学者の両親が発明したある重要なメモが入っていた……。
本書は、『ピーターパン』作者J.M.バリ―の家で育ったシングルマザーが娘とともに書き上げてプレゼントした、子供から大人まで楽しめる物語だ。』

出版された当時、ハリー・ポッターを超える面白さ!などと宣伝されていたように思いますが、ハリー・ポッターの方がはるかに面白かったです。私には。

世界的に有名な科学者である両親がある日突然姿を消す。
大の大人を誘拐するってどういうこと?
自分にも危機が迫っているにもかかわらず、チャーリーは少ない手がかりを元に両親の追跡をし、ロンドンからパリ、そしてベニスへと向かう。
化石燃料が枯渇した近未来、「国」に上に君臨する「帝国」と様々な「共同体」。

手に汗握る冒険の始まり。
これがわくわくしないわけないでしょう?

で、しなかったんですわ。
テンポが悪すぎて。
ロンドンからパリまで船で1週間?10日?それ以上?かかってます。

ジェットコースターのような物語展開に慣れている日本人には、このゆるさはどうだろう?
ハリー・ポッターだったらきっと、一冊の中で仲間を見つけ、両親を取り戻し、事件を解明し、敵方に一矢報いるところ。
この本は450ページもあるのに、両親には追い付かないし、敵の目的もわからない。
読んでいてカタルシスがないのです。

そして三人称で書かれている地の文に突然挟まるチャーリーの心情。
三人称と一人称がひとつの章の中に同時にあるという違和感。
違和感というより、読みにくいよ、はっきり言って。

さらにチャーリーの最大の特長である「猫語を話せる」
これが全然生かされていないと思う。
肝心な時に猫がいない。猫はきまぐれだからね。
でもやっぱりもっと猫に活躍してほしいんだよね。

とりあえずベニスに向かう途中のオリエント急行の中で第1巻はおしまい。
洗脳一歩手前の両親は、無事にチャーリーと再会できるのか?
ライオンたちの運命は?
特に途中から仲間になったライオンの正体と目的は?
ブルガリアの王様はどこまでチャーリーに関わってくれるつもりなのか?その目的は?
そして最大の謎である、両親が誘拐された理由は?
いろいろ気になるので続きは読みます。
どうか面白くなっていますように…。


ペタしてね