2週間前は「雪が降った!」「吹雪いちょる!」と騒いでいたはずなのに、いつの間にか春でした。
金曜日には咲いてなかったのに、こうです。
特に晴れ渡っているわけでも、気温が高いわけでもないですが、花が咲いているとテンションが上がります。







定時に帰ると、外がまだ明るいのも嬉しい。


本日の読書:流星の絆 東野圭吾

カバー裏より
『何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。』

なんとなく予想をつけながら読んだ。
きっと主人公たちに感情移入しながら読むと、最後にほろ苦い思いをすることになるんだろうなあ、と。

主人公たち3人は詐欺を生業としていて、客観的に見ると悪人ということになるのだろう。
いや、犯罪者ということになるのだから悪人のはずだ。
けれども彼らは心根が腐っているわけではない。

幼くして殺人事件の遺族として世の中に放り出されてしまった彼らは、生きていく手段として詐欺という方法を選択してしまったけれど、そこまで読んだら彼らを責めることなんてできない。

そうなると東野圭吾のことだから、単純な復讐劇ではなく、復讐を仕掛けた彼らにも痛みが伴うことになるはず。

そこまで予想して、感情移入しすぎないように気をつけながら読んだけど、読むスピードが落ちることはなかった。
続きが気になって気になって。

どこでひっくり返るんだろう。
計画の瑕疵はどこにあるんだろう。

注意深く読んできたけど、私の予想よりも大きく転回し、思わぬところに着地した。

3人の人生の本当のスタートはこれからだろう。
スムーズになんてもちろんいかないだろう。
けれど自分たちのしてきたことにきちんと落とし前をつけた彼らには、この先の人生にいい事がたくさん訪れてほしいと思った。←感情移入しまくり


ペタしてね